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J-GLOBAL ID：201702281624689801   整理番号：17A0641498

インクルーシヴなコミュニケーション社会へ向けたピクトグラム・JIS絵記号の活用

著者 (1件)： 林文博 (オフィス・スローライフ)
資料名： 技術情報協会研究開発リーダー  (月刊技術情報協会研究開発リーダー)
号： 132  ページ： 37-44  発行年： 2017年03月20日 
JST資料番号： L5967A  ISSN： 1349-1393  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ピクトグラム(絵文字)の利用や研究が広がる中で,課題も浮上している。本稿では,デザイン性について再考し,コミュニケーション障害者や外国人などの弱者を社会にインクルードする観点から,ピクトグラムの活用と展望について述べる。失語症や自閉症では,言語によるコミュニケーションが困難になる。しかし,ピクトグラムやより記号性の高いJIS絵記号は理解できる。日本失語症協会では,コミュニケーション支援について,ピクトグラムを文字に代わるシンボルとして指定している。さらに,ピクトグラムは,障害者のみならず,高齢者,外国人,健常者にも優しく,言語にハンディのある人とのコミュニケーションが可能になるので,インクルーシブな社会の形成に役立つ。そのため,これまでは,案内標識など規制や指示のピクトグラムが多かったが,行動支援へ向けた使い方も増えている。

シソーラス用語： *記号 ,  *視覚 ,  *コミュニケーション ,  失語 ,  人間工学 ,  自閉症 ,  利用
準シソーラス用語： *ピクトグラム ,  JIS絵記号 ,  *ビジュアルコミュニケーション ,  グラフィックデザイン ,  失語症 ,  ユニバーサルデザイン ,  外国人 ,  使い方

分類 (1件)： 製図,図学  (RA01080I)

引用文献 (23件)：

• 日本規格協会,JIS T 0103コミュニケーション支援用絵記号デザイン原則,(2005)
• 猪股健太郎・野村幸正,視覚シンボルの理解における奥行き表現の影響,日本認知心理学会第12回大会,(2014)
• Comparing Three-Quarter View With Front or Side View in Pictograms, Kentaro Inomata, Shinji Kitagami, Fumihiro Hayashi, Psychonomic Society's 56th Annual Meeting, Chicago, (2015)
• 北神慎司・高橋知世・林 文博,診療科ピクトグラムの開発と評価~ピクトグラムの理解に関する認知心理学的研究~,デザイン学研究,(2013),BULLETIN OF JSSD Vol.60 No.4,pp.45-50
• The Noun Project, https://thenounproject.com/

タイトルに関連する用語 (6件)： コミュニケーション ,  社会 ,  ピクトグラム ,  JIS ,  記号 ,  活用