抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
温州ミカンは隔年結果性が強く,栽培年により生産量が大きく変化する。豊作と不作は必ずしも交互に起こらず,豊作あるは不作が2年連続することもある。豊凶が不規則に変化することで,翌春の適正な着花量を得るための冬季栽培管理が難しい状況にある。最近の研究から,前年秋季における花芽分化物質の蓄積量を基に,翌春の着花量を予測する技術が開発された。ここでは本技術の実用性を検証するために,2016年11月に温州ミカン樹の花芽分化誘導物質蓄積量の測定値から予測した翌春の着花量と,2017年春の着花量の実測値を比較した。その結果,推測値と実測値がほぼ同じ傾向を示したことから,本技術は高い精度で着花量予測が可能であると考察された。今後は,測定コストが安価な簡便法の開発が期待される。