抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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DMG森精機(株)は,JIMTOF2016ではロボットシステムを展示したが,本稿ではIoT(Internet of Things)やIndustry4.0を背景として,同社の今後の情報化への対応と展望について述べた。同社は既に1999年にヒューマンマシンインターフェイスアプリケーションとしてMAPPSを開発し,NC装置の違いによって変わる工作機械のオペレーションを統一させることを目標として,インターネットとの組合せによる遠隔保守サポート等を始め,これを逐次発展させてきた。現在は2014リリースのCELOSがその中核を担い,アイデアを製品に仕上げるまでの工程を強力にサポートしている。同社の現在の狙いは,客先の工場環境を以下の3つに分類し,それらに沿った機能提供を行っていくことへの貢献である。(1)スマートマシン:オペレータと機械をつなぐ,CELOSが提供する数々のアプリケーションと,加工を簡単に行うテクノロジーサイクルを実現させる。(2)スマートファクトリー:機械をネットワークでつなぎ,稼働状況や工場全体の生産を「視覚化」することで,「工場長が管理しやすい環境」を構築する。(3)スマートカンパニー:オペレータと機械,機械と機械,工場と工場,これらがネットワークでつなげることで更に高い生産性向上に寄与する。昨年,日本Microsoft社と技術協力に合意し,セキュリティを強化したインフラ構築や同社のクラウドシステムAzureを使った工場間のデータ接続を実現させ,スマートカンパニー化を今後加速させる。