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J-GLOBAL ID:201702281871918462   整理番号:17A1407177

カゼインホスホペプチド-非晶質リン酸カルシウム修飾グラスアイオノマーセメントの人工う蝕象牙質への剪断接着強度と再硬化効果

Shear Bond Strength and Remineralisation Effect of a Casein Phosphopeptide-Amorphous Calcium Phosphate-Modified Glass Ionomer Cement on Artificial “Caries-Affected” Dentine
著者 (6件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,カゼインホスホペプチド-非晶質リン酸カルシウム(CPP-ACP)で修飾を加えたグラスアイオノマーセメント(GIC)の人工う蝕象牙質の剪断接着強度(SBS)と再硬化への効果を調べた。ヒトの象牙質切片を,脱ミネラル化し,以下の3種に分けた。すなわち,グループ1:従来のGIC,グループ2:CPP-ACP修飾GIC,グループ3:樹脂で修飾したGICである。SBSは,一般的な試験機器(universal testing machine)で調べた(一つのグループにつき16)。残りの試料(一つのグループにつき8)は,28日間にわたり,pHサイクリングを行った。pHサイクリング後,試料と結合の界面の損傷の深さと微小な機械的性質を,それぞれ,マイクロCTとナノインデンテーションにより調べた。グループ1~3のSBSは,それぞれ,4.6±1.5MPa,4.2±1.1MPa,および5.9±1.9MPaであった(p=0.007;グループ1,グループ2<グループ3)。マイクロCTで測定したグループ1~3の損傷深さは,それぞれ,186±8μm,149±14μm,および178±8μmであった(p<0.001;グループ2<グループ1,グループ3)。グループ1~3の平均ナノ硬化度(±SD)は,それぞれ,0.85±0.22GPa,1.14±0.21GPa,および0.81±0.09GPaであった(p=0.003,グループ1,グループ3<グループ2)。グループ1~3の平均弾性係数(±SD)は,1.70±0.33GPa,2.35±0.44GPa,および1.59±0.13GPaであった(p<0.001;グループ1,グループ3<グループ2)。これらの結果は,CPP-ACPをGICに添加することは,人工う蝕象牙質への接着性には悪影響を与えないことを支持している。さらに,CPP-ACP修飾GICは,象牙質の再硬化においては,従来のGICより優れていることが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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歯科材料 

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