抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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目的:血小板の分泌、凝集機能の失調は敗血症の炎症のコントロールと凝血異常と密接な関連がある。本論文では、エモジンが敗血症後期のマウスの血小板凝集、分泌機能に対する調節作用を研究する。方法:111匹の健康なSPFのC57BL/6雄マウスをランダムに偽手術群(開腹後に盲腸を探した後)、盲腸結紮群(盲腸の大部分を結紮)とエモジン群[盲腸結紮後に250mg/(kg・d)エモジン]を投与した。盲腸結紮術後72時間の生存率を観察し、血小板数(PLT)の計数、血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)とクレアチニン(Cr)を測定した。血小板凝集率をフローサイトメトリーによって測定し,P-セレクチンをフローサイトメトリーによって検出し,血清中のセロトニン(5-HT)の濃度をRT-PCRによって検出し,Rab27bの発現をRT-PCRによって検出した。結果:偽手術群、盲腸結紮群とエモジン群の盲腸結紮術後72時間の生存率はそれぞれ100.0%、60.0%と66.7%であった。手術後72時間に,盲腸結紮群の血小板数は,(461.00±64.77)×109/Lで,偽手術群[(775.00±65.89)×109/L]より有意に低かった(P<0.05)。エモジン群における[(635.20±83.57)×109/L]は,盲腸結紮群におけるそれより有意に高かったが,偽手術群におけるそれより低かった(P<0.05)。盲腸結紮群におけるALT[(194.02±31.85)U/L]とCr[(1.94±0.29)mg/dL]は,偽手術群[ALT(41.55±1.24)U/L,Cr(0.72±0.11)mg/dL]より高かった。それらの間には有意差があった(P<0.05)。エモジン群のALTとCr[(162.56±31.51)U/L、(1.53±0.30)mg/dL]は盲腸結紮群より明らかに低下したが、偽手術群より高かった(P<0.05)。術後72時間に,盲腸結紮群のPLTの凝集率と5-HTの血清濃度は,それぞれ(12.67±4.04)%と(13.18±2.31)ng/Lであった。偽手術群[(43.33±2.89)%,(34.35±5.79)ng/L]は,対照群より有意に低かった(P<0.05)。エモジン群のPLTの凝集率は(24.67±2.52)%で、盲腸結紮群より明らかに上昇したが、偽手術群より低かった(P<0.05)。エモジン群における5-HTの血清濃度(17.41±2.16)ng/Lと盲腸結紮群の間には有意差はなかった(P>0.05)が,偽手術群におけるそれより低かった(P<0.05)。手術後72時間に,盲腸結紮群のP-セレクチンの発現率は(16.78±1.6)%で,偽手術群[(2.33±0.14)%]より明らかに高かった(P<0.05)。エモジン群のP-セレクチンの発現率[(12.58±2.28)%]は盲腸結紮群より明らかに低下した(P<0.05)が、偽手術群より高かった(P<0.05)。偽手術群、盲腸結紮群とエモジン群の盲腸結紮術後72時間におけるRab27b mRNAレベルは、それぞれ(1.85±0.04)、(1.84±0.02)と(1.87±0.29)であり、3群間に有意差が認められなかった(P>0.05)。盲腸結紮群とエモジン群におけるRab27b蛋白質のレベルは,それぞれ(0.093±0.015)と(0.14±0.026)であり,偽手術群(0.38±0.036)より有意に低かった(P<0.05)。しかし,エモジン群と盲腸結紮群の間には,有意差がなかった(P>0.05)。結論:エモジンは敗血症の後期の血小板数と凝集能力を改善し、P-セレクチンを下方調節することによって抗炎症作用を発揮し、肝機能を保護し、敗血症の後期死亡率を低下させる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】
