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J-GLOBAL ID:201702281996429611   整理番号:17A0430070

バラMAPキナーゼキナーゼ遺伝子RhMKK9は,バラ雌ずい群における再給水誘発性エチレン産生に関与している

RhMKK9, a rose MAP KINASE KINASE gene, is involved in rehydration-triggered ethylene production in rose gynoecia
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巻: 17  号: Feb  ページ: 17:51 (WEB ONLY)  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:開花は,開花植物の生活環における重要なプロセスであり,様々な内在的と環境的な要因の影響を受ける。著者らのこれまでの研究で,バラ(Rosa hybrida)の花は,開花中の水分欠乏に対して非常に感受性であり,水分欠乏後の水分回復プロセスは,花の雌ずい群において急速にエチレン産生を誘導することが示された。さらに,この時空間特異的なエチレン産生は,雌ずい群におけるバラMAPキナーゼ6-ACCシンターゼ1(RhMPK6-RhACS1)カスケードの一過性だが強力な活性化に起因する。しかし,Arabidopsis MKK9のバラ相同体であるRhMKK9(MAPキナーゼキナーゼ9)はin vitroでRhMPK6を活性化できるが,RhMPK6-RhACS1の上流コンポーネントについてはわかっていない。本研究では,水分欠乏と再給水期のバラ雌ずい群において,RhMPK6に対する潜在的な上流キナーゼであるRhMKK2/4/5/9の発現をモニターした。結果:再給水によって,RhMKK9遺伝子のみが急速かつ強く誘導されることがわかった。RhMKK9遺伝子のサイレンシングによって,再給水誘発性エチレン産生量が有意に減少した。いくつかのエチレン応答遺伝子の発現は,一貫して,RhMKK9サイレンシング花の花弁において下方調節されていた。さらに,Chop-PCRによって,RhMKK9のプロモーターと遺伝子本体のDNAメチル化が認められた。その結果,RhMKK9遺伝子本体でのDNAメチル化が再給水によって特異的に上昇したのに,プロモーターでは低メチル化が生じることが示された。結論:これらの結果から,RhMKK9蛋白質は,RhMKK9-RhMPK6-RhACS1カスケードの上流コンポーネントとして作用する可能性があり,バラの雌ずい群において水分回復によって誘発されるエチレン産生に関与し,エピジェネティックなDNAメチル化が再給水によってRhMKK9発現の調節に関与していることが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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生殖  ,  遺伝子発現 

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