抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本講座の次回以降の歪み解析・変形解析の理論的展開の準備段階を解説した。歪み解析のための例として,腕足貝や三葉虫のように左右対称で,変形前に直交していた部位のある化石が取り上げられるが,変形マーカーの形状は任意で良いことを最初に示した。任意形状のマーカーを楕円ないし楕円体で代表させ,変形前後の形状変化として扱うことで,変形あるいは歪みを定量的に計測できる。次に,純剪断で楕円が別のどんな楕円になるかを考える。歪み解析・変形解析の理論的展開において,簡単な非ユークリッド幾何学が驚くほど良い見通しを与えてくれる。最も素朴な非ユークリッド空間である球面の幾何とその曲率を紹介した。最後に負の一定曲率の曲面を考えると,その上の三角法の式として歪み解析の式が解釈出来ることを示した。