抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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目的:甲状腺機能亢進症患者の病状により、異なる用量のメシルイミダゾール(MMI)又はチオウラシル(PTU)を選択し、患者に対して治療を行い、その治療効果及び肝機能に対する影響を比較する。方法:Graves病患者110例を選択し、無作為にMMI群(58例)とPTU群(52例)に分けた。両群の患者は血清FT3とFT4のレベルにより、軽度、中、重の三つのサブグループに分けた。MMI 1群,MMI 2群,MMI 3群,PTU 1群,PTU 2群,PTU 3群,MMI 1群,MMI 2群,MMI 3群における毎日の初期投与量は,それぞれ15mg,20mg,30mgであった。PTU1群、PTU2群とPTU3群の患者の毎日の初期投与量はそれぞれ150mg、200mg、300mgであった。各群の患者の甲状腺機能と肝機能を定期的に評価した。【結果】MMI群におけるFT3(8週)およびFT4(8週,12週)のレベルは,PTU群におけるそれらより有意に低かった(P<0.05)。治療後12週に,MMI群における血清FT3とFT4は,正常群に比して有意に高く(67.2%),PTU群(42.3%)に比して有意に高かった(P<0.05)。治療後4,8,12週に,MMI 3群の血清FT3とFT4の減少はMMI1群とMMI2群より有意に大きかった(P<0.05)。PTU1群,PTU2群およびPTU3群における血清FT3およびFT4レベルに有意差はみられなかったが(P>0.05),MMIおよびPTU群における甲状腺機能の回復には有意差は認められなかった(P>0.05)。治療後、PTU群患者に軽度の薬物性肝障害が3例(5.8%)、MMI群患者が6例(10.3%)、PTU群とMMI群の患者の肝損傷発生率に有意差が認められなかった(P>0.05)。【結論】MMIによる甲状腺機能亢進症の治療効果はPTUより優れている。小、中用量の抗甲状腺薬による軽度、中等度の甲状腺機能亢進症患者と高用量の治療による重症甲状腺機能亢進患者の治療効果の差異は大きくなく、病状に基づいて適切な用量のMMIとPTUによる治療した患者は肝機能に対して深刻な影響がない。患者の治療前の甲状腺機能の状態によって、異なる用量の薬物治療を行うことは患者に対して潜在的な利益がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】
