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J-GLOBAL ID:201702282300966140   整理番号:17A1453050

ボルテゾミブにより誘発されたメチルグリオキサールによるRAGE/STAT3経路の活性化脊髄中枢感作と持続性疼痛に寄与する【Powered by NICT】

Activation of RAGE/STAT3 pathway by methylglyoxal contributes to spinal central sensitization and persistent pain induced by bortezomib
著者 (10件):
資料名:
巻: 296  ページ: 74-82  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0094B  ISSN: 0014-4886  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ボルテゾミブは多発性骨髄腫および他のnonsolid悪性腫瘍に広く使用されている初回化学療法薬である。臨床で容易に診断であるボルテゾミブ誘発持続性疼痛が,発症機序は不明のままである。ここで著者らは,ボルテゾミブの全身腹腔内投与のラットモデルの連続した5日間の使用でこの問題を検討した。著者らの以前の研究とから成る,ボルテゾミブ治療はラットにおける機械的アロディニアを顕著に誘導することを見出した。始めに,ボルテゾミブ治療はラットの脊髄後角におけるメチルグリオキサールのアップレギュレーションを有意に誘導することを見出した。メチルグリオキサールの脊髄局所適用も正常ラットにおける機械的アロディニア及び中枢性感作を誘導した。さらに,ボルテゾミブの投与は後角における高度糖化最終産物(RAGE)とリン酸化STAT3(p STAT3)に対する受容体の発現をアップレギュレートした。重要なことに,メチルグリオキサールの知られているスカベンジャー,メトホルミンの髄腔内注射は,ボルテゾミブ治療により誘導された後角,中枢性感作と機械的アロディニアにおけるメチルグリオキサールとRAGEのアップレギュレーションを有意に抑制し,RAGEの遮断は,ボルテゾミブ治療により誘導されたp-STAT3,中枢性感作と機械的アロディニアのアップレギュレーションを抑制した。さらに,S3I201によるSTAT3活性の阻害はボルテゾミブ誘発機械的アロディニアと中枢性感作を減弱させた。STAT3の局所ノックダウンはまたボルテゾミブ投与によって誘発される機械的アロディニアを改善した。著者らの結果は,メチルグリオキサールの蓄積は後角におけるRAGE/STAT3シグナル伝達経路を活性化する可能性があり,ボルテゾミブ治療により誘導された脊髄中枢性感作および持続性疼痛に寄与することを示唆する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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血液の腫よう  ,  腫ようの薬物療法 
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