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J-GLOBAL ID:201702282421268112   整理番号:17A1423061

イネ(Oryza sativaL.)の登熟中の熱ストレスにより誘導される活性酸素種は穀粒白亜の発生に関与している【Powered by NICT】

Reactive oxygen species induced by heat stress during grain filling of rice (Oryza sativa L.) are involved in occurrence of grain chalkiness
著者 (7件):
資料名:
巻: 216  ページ: 52-57  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0822B  ISSN: 0176-1617  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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登熟期の熱ストレスはα-アミラーゼの活性増加に起因するイネ穀粒白亜,澱粉を加水分解を増加させた。イネとオオムギ種子では,吸水後に生成した反応性酸素種(ROS)は種子発芽中のジベレリン(GA)とアブシジン酸(ABA)レベルの調節を介してα-アミラーゼ活性を誘導する。,ROSは熱ストレス下のイネ穀粒発育中におけるα-アミラーゼによる乳白粒形質の誘導に関与しているかどうかを調べた。粒白亜におけるROSの役割を明らかにするために,抗酸化剤(ジチオトレイトール)処理なしの対照(25°C)または熱ストレス(30°C)条件下で開花後のイネ(Oryza sativaL.cv.Koshihikari)を成長させた。発育中の穀粒はNADPHオキシダーゼの発現,GA生合成遺伝子(OsGA3ox1, OsGA20ox1),ABA異化遺伝子(OsABA8′OH1, OsABA8′OH2)とα-アミラーゼ遺伝子(OsAmy3E),内因性H_2O_2含有量と穀粒品質を分析した。熱ストレスに曝露された粒子では,NADPHオキシダーゼ遺伝子(特にOsRbohB,OsRbohD,OsRbohFとOsRbohI)とROS含量の発現は増加した。熱応力もOsGA3ox1,OsGA20ox1,OsABA8′OH1,OsABA8′O H2とOsAmy3Eの発現を増加させた。一方,ジチオトレイトール処理は熱ストレスにより誘導されるこれらの遺伝子と有意に減少した粒白亜の発現に対する熱ストレスの影響を減少させた。これらの結果は,穀類種子発芽機構と同様に,熱ストレス下で産生されたROSはGA/ABA代謝を介した成熟イネ穀粒中のα-アミラーゼ誘導に関与し,その結果結晶粒白亜を引き起こすことを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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植物生理学一般  ,  遺伝子発現 
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