抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:早産児における血清25-ヒドロキシビタミンD3レベルと超音波骨密度との相関性を検討する。方法:2014年5月から2017年2月にかけて、南方医科大学付属小医院病院で生まれ、入院した新生児76例を選び、その中に満期児群30例、早産児群46例、出生時の基本状況を記録した。定量的超音波技術を用いて,早産児群と満期児群における出生後24時間以内における脛骨中骨密度(SOS)を測定した。早産児群と満期児群の出生24時間以内の血清25-ヒドロキシビタミンD3、副甲状腺ホルモン(PTH)、カルシウム(Ca)、リン(P)及びアルカリ性ホスファターゼ(ALP)のレベルを測定した。早産児群は出生時血漿25-ヒドロキシビタミンD3レベルの50番目の分位数(38 ng/ml)を切断点とし、早産児A群(≧38 ng/m、合計26例)と早産児B群(<38 ng/ml、計20例)に分けた。早産児グループと満期児グループ、早産児Aグループと早産児グループBグループの上述の検査指標の差異を分析し、早産児グループの血漿ビタミンDレベルと超音波骨密度の相関性を分析した。結果:(1)出産時の早産児群の25-ヒドロキシビタミンD3レベルは満期児群より低く、統計学的有意差が認められた(P<0.01)。(2)早産児群における脛骨骨の骨密度は,満期群より低かった(P<0.01)。3)早産児群と満期新生児群の新生児ALP、Pは明らかな差がなかった(P>0.05)。(4)早産児群Aと早産児群Bの間には,脛骨骨密度,PTH,カルシウムイオン,25-ヒドロキシビタミンD3レベルに有意差があった(P<0.01)が,早産児群と早産児群の間では,血清リンとALPのレベルに有意差はみられなかった(P>0.05)。(5)早期出産児群において,25-ヒドロキシビタミンDのレベルは,Ca,脛骨骨密度,PTHと正の相関があり(P<0.05),係数はそれぞれ0.582,0.754,0.382であり,P,ALPとは相関しなかった。係数は,それぞれ-0.74,-0.16(P>0.05)であった。結論:(1)早産児の出生時の脛骨骨密度、血清25-ヒドロキシビタミンD3レベルは明らかに満期児より低い;(2)出生時の血清25-ヒドロキシビタミンD3レベルが高い早産児の脛骨超音波密度は血清25-ヒドロキシビタミンD3レベルより低い早産児より優れているため、25-ヒドロキシビタミンD3の補充は早産児の骨成長を促進し、早産児の代謝性骨疾患を予防するのに重要な意義がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】