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J-GLOBAL ID：201702282511125373   整理番号：17A0330125

残留リグニンとヘミセルロースによりもたらされたポリ乳酸中のミクロフィブリル化セルロースの分極低減と分散改善

Reduced polarity and improved dispersion of microfibrillated cellulose in poly(lactic-acid) provided by residual lignin and hemicellulose

著者 (9件)： WINTER A. (BOKU-Univ. Natural Resources and Life Sci., Vienna, AUT) ,  ANDORFER L. (BOKU-Univ. Natural Resources and Life Sci., Vienna, AUT) ,  HERZELE S. (Kompetenzzentrum Holz GmbH, Linz, AUT) ,  ZIMMERMANN T. (Swiss Federal Lab. for Materials Sci. and Technol., Duebendorf, CHE) ,  SAAKE B. (Univ. Hamburg, Hamburg-Bergedorf, DEU) ,  EDLER M. (Univ. Leoben, Leoben, AUT) ,  GRIESSER T. (Univ. Leoben, Leoben, AUT) ,  KONNERTH J. (BOKU-Univ. Natural Resources and Life Sci., Vienna, AUT) ,  GINDL-ALTMUTTER W. (BOKU-Univ. Natural Resources and Life Sci., Vienna, AUT)
資料名： Journal of Materials Science  (Journal of Materials Science)
巻： 52  号： 1  ページ： 60-72  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： B0722A  ISSN： 0022-2461  CODEN： JMTSAS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ミクロフィブリル化リグノセルロース(MFLC)は将来のバイオマテリアルとして有望である。本研究ではポリ乳酸(PLA),フィブリル化木材,部分フィブリル化木材,完全フィブリル化MFCを比較し,表面化学の多様性とそれに起因する分散を系統的に調べた。部分的にフィブリル化した材料は表面分極性が決定的に低く,このことにより複合材料としたときの機械的性質に優れた非極性材料中での分散が改善される。フィラー表面で測定したAFM(原子間力顕微鏡)付着力の大きさは,それぞれのフィラーで強化した複合材料としたときの強度値とよい相関を持つことがわかった。しかし他のすべての種類の試料に比べてフィブリル化の程度が格段に大きいMFCは例外である。リグノセルロース強化ポリマーのフィラーとマトリクスの相互作用を評価する上でAFM付着力は有用なツールとなり得ると考えられる。

シソーラス用語： リグニン ,  ヘミセルロース ,  *フィブリル化 ,  *セルロース ,  分極 ,  分散【dispersion】 ,  界面化学 ,  *複合材料 ,  充填材料 ,  リグノセルロース ,  原子間力顕微鏡 ,  付着力 ,  *ポリ乳酸 ,  微細繊維 ,  引張強さ ,  伸び ,  弾性係数
準シソーラス用語： バイオセルロース ,  バイオ複合材料 ,  ミクロフィブリル化セルロース

分類 (2件)： ポリエステル,アルキド  (YH07070P) ,  充填剤,補強材  (YH05030J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 残留 ,  リグニン ,  ヘミセルロース ,  ポリ乳酸 ,  ミクロフィブリル化セルロース ,  分極