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J-GLOBAL ID:201702282602847662   整理番号:17A0555271

発電プラントのIoT

著者 (1件):
資料名:
巻: 68  号:ページ: 221-226  発行年: 2017年04月15日 
JST資料番号: S0080A  ISSN: 0387-1029  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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IoT(Internet of Things)は,モノのインターネットと呼ばれる。発電プラントにおいて,主機及び補機のそれぞれの制御装置をIoTとして捉え,その情報をインターネットに流すようなシステムを構築した時,どのようなことが可能になるのかが,本稿のテーマである。発電プラントの安定供給のための予防保全,並びにコストダウンのための発電効率向上が,IoTができることと考える。予防保全の具体的内容は,次のとおりである;(1)故障予知:運転状態のデータを長期的に観測し,通常と異なる動きをしたことを捉え,故障の可能性を疑うというのが一般的で,横軸を時間軸としたトレンド監視やパラメータの相関関係監視等がある。(2)トリップ回避:故障予知により検出された故障状態をトリップに結びつけない方法を見つけ出し,計画的な運転状態に移行する。(3)整備時間短縮:故障予知やトリップ回避によって,あらかじめ故障個所や故障範囲を定量的に把握することができ,かつ,計画的な停止動作を行うことにより,被害を最小化し,停止時間に実施する整備活動を計画的なものにすることができる。効率改善の具体的内容として,次のことが挙げられる;(1)性能劣化予防:性能劣化に寄与する因子を定義し,どの因子が性能劣化に大きく貢献しているかを順位付けする。貢献度の大きな因子から,性能劣化の予防策を構築する。(2)性能劣化回復:性能指標がある基準を超えた時には,機械を停止し,性能回復のための整備作業が必要となる。そのための情報提供がIoTの付加価値となる。(3)燃費改善:サブシステムごとの部分最適化を目指すのではなく,発電プラント全体としての最適化を考えなければならない。そのための運転方法として,最小燃費組み合わせ運転,最小所内動力運転,エコ運転が挙げられる。
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分類 (2件):
分類
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火力発電  ,  内燃機関発電 
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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