抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿は,第四次産業革命の地域社会への影響について報告した。先ず,新たな技術革新の波が21世紀に入って現れたこと,その波はAI(人工知能)を中核とする「第四次産業革命」の進展であること等を報告した。次に,第四次産業革命,地域社会に貢献するスマート技術,第四次産業革命がもたらす地域社会の課題について報告した。最後に,まとめとして,第四次産業革命は大都市圏のみならず地方圏の地域社会にも大きな変化をもたらすこと,国がすべての国民一人ひとりに対して最低限の生活保障に必要な金額を現金で無条件に定期的に支給する政策アイデアであるベーシックインカム(BI)の実施によって労働から解放された人々は,大都市圏に居住する必然性を失い,情報環境も福祉サービス等も大都市圏と格差なく,自然環境に恵まれ,生活費も安価な地方へ移動するようになること,こうして地方圏の地域社会は人口を回復すること,この過程は汎用AIが普及する2045年頃までの予測であり,当然に大きな社会変革が伴うと予測されること等を報告した。