抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
【目的】ウサギにおける海水および淡水溺れにおける急性肺損傷における核因子関連因子2(Nrf2)およびヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)の発現を観察する。方法:18匹のニュージーランドウサギをランダムに海水群(気管内注射3ml/kgの海水、n=6)、淡水群(気管内注射18ml/kgの淡水、n=6)と対照群(n=6)に分けた。モデル確立後,0,0.5,1,3,および6時間後に動脈血ガス分析を行った。モデル樹立の成功後6時間にウサギを屠殺し、肺組織標本を採取した。ウサギ肺の乾湿質量比、肺透過指数、気管支肺胞洗浄液中のTNF-α、IL-1β、IL-6とIL-10のレベルを測定し、ウサギの肺組織の病理変化を観察した。肺組織におけるMDA含有量,SODレベルおよびカスパーゼ-3蛋白質レベルを測定した。ウサギの肺組織におけるNrf2,HO-1mRNAおよび蛋白質レベルを検出した。結果:海水グループと淡水グループのウサギの肺乾湿の質量比と肺の透過指数は対照グループより明らかに増加した(P<0.05)。海水群と淡水群における気管支肺胞洗浄液中の炎症性サイトカインと炎症性サイトカインのレベルは,対照群におけるそれらより有意に高かった(P<0.05)。海水群と淡水群におけるTNF-αの濃度は,それぞれ(121.8±22.7)mg/Lと(113.5±23.0)mg/Lであり,対照群では(82.8±16.5)mg/Lであった。海水群と淡水群のIL-1βはそれぞれ(76.4±15.5)mg/Lと(62.2±12.8)mg/Lであり、対照群は(32.2±7.4)mg/Lであった。海水群と淡水群のIL-6はそれぞれ(34.1±7.6)mg/Lと(35.0±7.4)mg/Lであり、対照群は(16.5±3.8)mg/Lであった。海水群と淡水群のIL-10はそれぞれ(22.1±3.9)mg/Lと(19.0±2.8)mg/Lであり、対照群は(13.4±2.8)mg/Lであった。海水群と淡水群の肺損傷は対照群より明らかに重く、海水群と淡水群の肺組織中のMDA含有量とSODレベルは対照群より高かった(P<0.05)。海水群と淡水群の肺組織におけるカスパーゼ-3タンパク質のレベルは対照群より高かった(P<0.05)。海水群および淡水群の肺組織におけるNrf2およびHO-1mRNAおよび蛋白質のレベルは,対照群におけるそれらより高かった(P<0.05)。海水群と淡水群の間には,有意差がなかった(P>0.05)。結論:海水溺れ型肺損傷は淡水溺れ型肺損傷程度に近く、いずれも酸化ストレス損傷と細胞アポトーシスが存在し、Nrf2/HO-1経路は溺れ後の肺損傷の保護に関与する可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】