抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的:急性呼吸窮迫症候群(ARDS)患者の予後に対する脈拍指示連続心拍出量(PiCCO)モニタリングの予測価値、及びARDSの液体管理に対する指導価値を検討する。方法:当院内科ICU ARDS患者38例を選択した。第1,3,5日目の肺血管透過性指数(PVPI),血管外肺水(EVLW),全心拡張末期容積指数(GEDVI),および胸腔内血液容量指数(ITBVI)を,PiCCOモニターにより測定した。(PaO_2/FiO_2)。急性生理学的機能と慢性健康状態評価システム(APACHE)IIスコアと患者の予後を観察し、患者の予後によって生存群と死亡群に分けた。EVLW、PVPI、GEDVI、ITBVIの1、3、5日の差異及びPaO2/FiO2との関係を比較した。結果:(1)生存群のARDS患者のPVPIとEVLWは次第に低下し、PiCCOの監視5日目のPVPI、EVLWは1日目と比較して明らかに低下した(P<0.05)が、GEDVIとITBVIは次第に上昇した。5日目に,GEDVIおよびITBVIは,1日目におけるそれらより有意に高かった(P<0.05)。(2)死亡群のARDS患者のPVPIとEVLWは徐々に上昇し、PiCCOのモニタリング5日目のPVPI、EVLWは1日目と比較して明らかに上昇した(P<0.05)が、GEDVIとITBVIは次第に低下し、5日目は1日目より明らかに低下した(P<0.05)。(3)生存群と比較して,死亡群では,3日目,5日目にPVPIおよびEVLWが有意に増加し(P<0.05),GEDVIおよびITBVIは有意に減少した(P<0.05)が,1日目では有意差は認められなかった(P>0.05)。(4)PiCCOによる5日目における生存群のPVPI,EVLWとPaO2/FiO2の間には負の相関があった(r=-0.743,-0.672,P<0.05)。生存群のGEDVI,ITBVIとPaO2/FiO2の間に正の相関があった(r=0.632,0.724,P<0.05)。【結論】EVLWおよびPVPIは,ARDSの予後を判断するのに役立つ可能性がある。容量指標はARDS患者の前負荷の評価をよりよく指導することができる。EVLW、GEDVI、ITBVIなどの容量指標はARDS患者の液体管理を指導できる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】