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J-GLOBAL ID：201702282813685670   整理番号：17A0554095

建築分野における熱利用と温熱環境に関する最新研究 自然通風の積極的な利用に向けたシミュレーション検討

著者 (1件)： 飯塚悟 (名古屋大)
資料名： 伝熱  (Journal of the Heat Transfer Society of Japan)
巻： 56  号： 235  ページ： 3-8,HYOSHIURA  発行年： 2017年04月01日 
JST資料番号： Y0128A  ISSN： 1344-8692  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 世界最高速のスーパーコンピュータの計算速度が93PFLOPSに達し,過去には考えられなかった,大型建築物内外の流動解析が可能な時代となった。本稿は,室内規模の熱温度環境シミュレーションの事例を紹介する。近年パッシブな省エネルギー手法を採用した,ゼロエネルギー住宅(ZEH)が提唱されている。本稿はその一環として,自然通気の利用が提案される。自然通気の最大限の利用可能性を検討するため,正面積3.6mx2.4m,奥行き7.0mの1LDK部屋構造に対して,自然通気速度0.1m/s,0.4m/s,および0.8m/sの場合について,流入風温度が28°Cから34°Cの範囲で解析した例を提示した。

シソーラス用語： 設計 ,  *建築工学 ,  建築物 ,  利用 ,  *自然通気 ,  シミュレーション ,  設計基準 ,  法規 ,  住宅 ,  気温 ,  風速
準シソーラス用語： ゼロエネルギー住宅 ,  パッシブ ,  省エネルギー基準 ,  省エネルギー法 ,  熱利用

分類 (1件)： その他の建築部分  (RB03050S)

引用文献 (14件)：

• 東京大学情報基盤センター・スーパーコンピューティング部門, 過去のシステム, http://www.cc.u-tokyo.ac.jp/system/system-old.html.
• TOP500 Supercomputer Sites, Top500 List - November 2016, https://www.top500.org/list/2016/11/.
• 文部科学省・気候変動適応研究推進プログラム, フィードバックパラメタリゼーションを用いた詳細なダウンスケールモデルの開発と都市暑熱環境・集中豪雨適応策への応用(研究代表者・飯塚悟), https://www.restec.or.jp/recca/staticpages/index/iizuka.html.
• 飯塚悟, 温暖化ダウンスケーリング技術の建築・都市環境問題への活用に関する研究, 2016年日本建築学会賞 (論文).
• Iizuka, S., Xuan, Y., and Kondo, Y., Impacts of disaster mitigation/prevention urban structure models on future urban thermal environment, Sustainable Cities and Society, 19 (2015), 414-420.

タイトルに関連する用語 (6件)： 建築 ,  熱利用 ,  温熱環境 ,  研究 ,  自然通風 ,  シミュレーション