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J-GLOBAL ID：201702282843211704   整理番号：17A1733809

気相オゾン分解によって生成するCriegee中間体の化学イオン化質量分析法を用いた直接プローブ法

Direct Probing of Criegee Intermediates from Gas-Phase Ozonolysis Using Chemical Ionization Mass Spectrometry

著者 (3件)： BERNDT Torsten (Leibniz-Inst. for Tropospheric Res., Leipzig, DEU) ,  HERRMANN Hartmut (Leibniz-Inst. for Tropospheric Res., Leipzig, DEU) ,  KURTEN Theo (Univ. Helsinki, Helsinki, FIN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 139  号： 38  ページ： 13387-13392  発行年： 2017年09月27日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アルケンの気相オゾン分解によって化学的に活性化された中間体(Criegee中間体(CI))が生成する。これらの中間体はOHやNO₃ラジカル及びオゾンと共に重要な大気酸化剤と考えられている。これらのCIを化学イオン化質量分析法を用いて直接調べる方法を開発した。この方法による検出限界は約10⁴~10⁵分子cm^-3であった。もっとも簡単なCIであるCH₂OOはプロトン化エーテル,プロトン化テトラヒドロフランとの付加体,(CH₂OO)(THF)H⁺,として検出された。この方法を用い,CH₂OOとCH₃COOHまたはSO₂の付加体生成速度を得た。その速度定数はジヨードメタンの光分解から得た値とよく一致した。同様の測定をシクロヘキセンのオゾン分解についても行い,シクロヘキセン誘導CIの反応性がCH₂OOと異なることが分かった。これらの結果から本方法が大気中でのオゾン分解反応によって生成した広範なCIの同定と反応性の研究に有効であることを示した。

シソーラス用語： *反応中間体 ,  *オゾン分解 ,  *化学イオン化質量分析 ,  アルケン ,  付加体 ,  プロトン化 ,  気相反応 ,  シクロアルケン ,  環状エーテル
準シソーラス用語： *Criegee中間体

分類 (3件)： 無触媒気相反応  (CB06050Y) ,  酸化,還元  (CF02060T) ,  質量分析  (CC03013N)

物質索引 (2件)： シクロヘキセン ,  テトラヒドロフラン

タイトルに関連する用語 (5件)： 気相 ,  オゾン分解 ,  Criegee中間体 ,  化学イオン化質量分析 ,  プローブ