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J-GLOBAL ID：201702282885887997   整理番号：17A1443325

インシュリンおよびグルカゴン分泌におけるcAMPシグナル伝達【Powered by NICT】

cAMP signalling in insulin and glucagon secretion

著者 (2件)： Tengholm Anders (Department of Medical Cell Biology, Uppsala University, Uppsala, Sweden) ,  Gylfe Erik (Department of Medical Cell Biology, Uppsala University, Uppsala, Sweden)
資料名： Diabetes Obesity & Metabolism  (Diabetes Obesity & Metabolism)
巻： 19 Suppl S1  ページ： 42-53  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2549A  ISSN： 1462-8902  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 「第二メッセンジャー」原型cAMPはすい臓βおよびα細胞からのインシュリンおよびグルカゴン分泌の調節を含む中心機能を持つ最も重要な細胞シグナル伝達分子の一つであった。cAMPは一般的にβ細胞におけるCa~2+上昇により誘発されるインシュリン分泌の増幅器と考えられている。両メッセンジャーはα細胞からのグルカゴン放出の正のモジュレーターが,この場合におけるcAMPは重要な調節因子である可能性があり,Ca~2+はより許容的役割を持っている。cAMPの作用は蛋白質キナーゼA(PKA)とグアニンヌクレオチド交換因子Epacにより仲介される。本レビューでは,cAMPはアデニリルシクラーゼ触媒生成とホスホジエステラーゼ仲介分解を介してβおよびα細胞における栄養素,ホルモンおよび神経因子によりどのように調節されるかに焦点を当てた。もPKAとEpacはイオンフラックスと分泌機構に影響を与えるインシュリンおよびグルカゴン分泌に及ぼす刺激効果を伝達するかについて論じた。最後に,糖尿病と関係したcAMP系の擾乱を簡単に記述し,cAMPシグナル伝達は糖尿病患者では,それぞれ,インシュリンおよびグルカゴンの低と過分泌を正規化するために標的となり得るかを検討した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *分泌 ,  糖尿病 ,  アデニル酸シクラーゼ ,  2型糖尿病 ,  タンパク質キナーゼA ,  触媒 ,  *インスリン ,  ホスホジエステラーゼ ,  *グルカゴン ,  栄養素 ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  環状ヌクレオチド
準シソーラス用語： Epac蛋白質 ,  グアニンヌクレオチド交換因子 ,  調節因子 ,  インスリン分泌 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： β細胞 ,  グルカゴン ,  インクレチン ,  インシュリン分泌 ,  島 ,  2型糖尿病

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： cAMP

タイトルに関連する用語 (5件)： インシュリン ,  グルカゴン ,  分泌 ,  cAMP ,  シグナル伝達