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J-GLOBAL ID:201702282924410774   整理番号:17A1709861

海洋プロテオバクテリアの培養におけるハロゲン化メチルの生成速度に及ぼす温度の影響【Powered by NICT】

Effect of temperature on the production rates of methyl halides in cultures of marine proteobacteria
著者 (6件):
資料名:
巻: 196  ページ: 126-134  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0842A  ISSN: 0304-4203  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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海洋から放出されるハロゲン化メチルを大気中へのハロゲンの重要なキャリアとして機能する。輸送されハロゲンは,大気光分解によるに放出され,オゾン減少を触媒する。海洋細菌は海洋環境中のハロゲン化メチルの源であることが知られているが,細菌によるハロゲン化メチルの生産に及ぼす環境温度の影響は研究されていない。,Erythrobacter,15°C,20°C,25°C,または30°Cで数日間インキュベートしたに属する海洋細菌(HKF 1)の培養におけるハロゲン化メチル生産に及ぼす温度の影響を調べた。も海洋γ-プロテオバクテリアPseudomonas stutzeriの培養におけるハロゲン化メチルの生産に及ぼす温度の影響を解析した。培養試料上の気相におけるCH_3Cl,CH_3Br,CH_3Iなどのハロゲン化メチルの濃度は,動的ヘッドスペースガスクロマトグラフィー-質量分析を用いて決定した。細菌増殖は600nmでの光学密度を測定することによりモニターした。海洋細菌(HKF 1)によるCH_3Clの生産速度は15°Cから30°Cへの温度上昇と共に増加し,CH_3Clの最大生産速度は30°Cで~19pmol(10~9細胞)~ 1D~( 1)で,15°C(~0.7pmol(10~9細胞)~ 1D~( 1))でのそれよりも約26倍高かった。P.stutzeriによるCH_3Clの生成速度は,温度を15°Cから30°Cへと増加した。細菌(HKF 1)によるCH_3Brの生産速度は,15°Cから30°Cまでの温度増加と共に増加し,これらの二細菌によるCH_3Iの生産速度の変化は15°Cから30°Cまでの温度上昇時の比較的小さかった。CH_3Cl,CH_3Br,CH_3Iのより高い生産率はH KF1の培養における定常期よりも指数増殖期中に観察された。生産速度(CH_3Cl:CH_3Br:CH_3I)の比はH KF1の培養で1.0:0.12:0.015であり,この比は15°Cと25°Cの間でほぼ一定であったこれらの結果は,水温は細菌由来のハロゲン化メチルの生産に影響し,海洋環境からのハロゲン化メチルの排出量を推定するための重要な因子であることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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水圏・生物圏の地球化学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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