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J-GLOBAL ID：201702283008876951   整理番号：17A1433531

水鳥によるメタン放出および窒素循環のトップダウン制御【Powered by NICT】

Top-down control of methane emission and nitrogen cycling by waterfowl

著者 (2件)： Winton R. Scott (Duke University Wetland Center, Nicholas School of the Environment, Duke University, Durham, North Carolina, 27708, USA) ,  Richardson Curtis J. (Duke University Wetland Center, Nicholas School of the Environment, Duke University, Durham, North Carolina, 27708, USA)
資料名： Ecology  (Ecology)
巻： 98  号： 1  ページ： 265-277  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0526A  ISSN： 0012-9658  CODEN： ECOLAR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水生草食動物は,湿地生態系の構造に及ぼすトップダウン制御により構成されているが,メタン(CH_4)および窒素(N)に及ぼす植食性の生物地球化学的結果はほとんど知られていない。湿地生物地球化学に対する水鳥のトップダウン効果を調べるために,二成長季節にわたり米国南東部における主要な水鳥越冬湿地における囲い地実験を実施した。植食性はCH_4の酸化を阻害し,対照区より230%放出の平均増加をもたらし,硝化を妨げることを見出した,酸化二窒素の低い硝酸利用能と検出できない放出によって示された。植食性は,大型植物の地下バイオマスを減少させ,aerenchymous茎のその後の春発生,CH_4酸化と硝化に必要な酸素の効果的に飢餓湿地土壌を遅らせた。水生草食動物の重要な個体群は,温室効果ガスとサイクルNを放出する湿地の能力に影響する可能性があるという認識は,気候変動と栄養汚染緩和目標との関連で特に顕著である。例えば,著者らの結果は,(1)アメリカ南東部における公共水鳥貯水池の約57000haから23Gg CH_4/年の年間排出量は過放牧による3倍であり,(2)水鳥貯水池は農地にN輸出可能性があることを示唆した。歴史的湿地損失と水鳥個体群回復に関連した生息場所の管理のための潜在的な意味を論じた。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *窒素循環 ,  貯水池 ,  生態系 ,  生息場所 ,  富栄養化 ,  個体群 ,  植食性 ,  *水鳥 ,  温室効果ガス ,  硝化 ,  湿地 ,  農地 ,  気候変動 ,  バイオマス
準シソーラス用語： 生物地球化学 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： 温室効果ガス ,  植食性 ,  メタン放出 ,  硝化 ,  窒素循環 ,  トップダウン制御 ,  水鳥 ,  湿地

分類 (1件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A)

タイトルに関連する用語 (4件)： 水鳥 ,  メタン放出 ,  窒素循環 ,  トップダウン制御