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J-GLOBAL ID:201702283056482429   整理番号:17A1491572

長江河口域と東シナ海の堆積物中の鉄の化学的スペシエーション:鉄サイクルと古環境的意義【Powered by NICT】

Chemical speciation of iron in sediments from the Changjiang Estuary and East China Sea: Iron cycle and paleoenvironmental implications
著者 (8件):
資料名:
巻: 452  ページ: 116-128  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0885A  ISSN: 1040-6182  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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堆積物中の鉄(Fe)の化学的スペシエーションから,鉄サイクル,初期続成作用,古酸化還元条件と古気候の変化に対するより良い理解を提供する。本研究では,長江(揚子江)河口と東シナ海大陸棚からの表面堆積物中のFe化学種(全濃度Fe_T,高反応性Fe_HR,反応性低Fe_PRと非反応性Fe_U)を報告した。河口および陸棚堆積物におけるFe_HR濃度は世界の長江と他の河川からのものよりはるかに低く,河口および陸棚堆積物における地球化学的分別効果についてのこれまでの観察を確認した。Fe_TとAl濃度と堆積物表面積を持つFe_HRの高い相関は,堆積物中のFe_HR組成に及ぼす粘土鉱物の優位性を示唆した。Fe_HR,Changjiang河口沖合酸素欠乏ゾーンにおける全有機炭素と表面積の見かけの濃縮は,主に局所的流体力学と堆積過程によって生じている。酸化還元条件に対するFe_HR/Fe_T比の広い応用にもかかわらず,開陸棚への長江河口からその空間分布は低酸素帯における著明な濃縮を明らかにしなかった。これは長江河口(大部分は8月に)沖の低酸素の一時的発生は粒子状鉄のスペシエーションではほとんどインプリントされたことを示唆した。河川入力の割合が高く,強い人為的影響が存在する「河川河口開架」トランセクトに沿ったFe化学種の分布は「シャトル輸送」粒子状鉄の複雑な制御と大陸縁辺での堆積を示唆している。著者らの研究は,河口と開放大陸棚における懸濁態鉄の供給源-沈積地の過程に新たな光を当てると,様々な堆積環境から得た現代と古代アーカイブ中のFeスペシエーションの重要な制約を提供する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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堆積学一般  ,  第四紀 

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