抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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第5世代モバイル通信(5G)では超高速,高信頼・低遅延,多数同時接続の3つの要件を利用シーンに応じて対応していく必要がある。一方で周波数資源はひっ迫しており,ミリ波帯の活用は欠かせない。いくつかの周波数帯が候補とされている中で,60GHz帯はグローバルに7から9GHzの帯域幅が免許不要で使えることや,CMOSデバイスが実現されたことから,実用化開発が活発に行われている。2016年末にはWi-FiアライアンスによるIEEE802.11ad/WiGig規格の相互接続認証が始まり,普及がさらに加速されるであろう。60GHz帯は,その広帯域性能から5Gの一部として活用することも可能であり,IEEE802.11adの拡張規格としてIEEE802.11ayの策定作業が進んでいる。本講演では,IEEE802.11ay規格の特長を解説する。また5Gの典型的な応用例の一つとされる車載分野への活用について述べ,今後の技術課題について議論する。(著者抄録)