抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の認知機能を評価し、その影響因子を分析する。方法:2015年2月から2016年7月にかけて、第三軍医大学新橋病院(以下「当院」と略称)により治療したCOPD患者68例をCOPD群とし、重症度により、軽度中等度群(37例)と重度群(31例)に分けた。同時に、当院の同時期の健康診断者28名を正常対照群とした。簡易精神状態尺度(MMSE)を用いて被験者の認知機能を評価し、肺機能計と全自動血液ガス分析器を用いて、それぞれ被験者の肺機能指標と動脈血ガス指標を測定した。結果:正常対照群と比較して、軽度中等度群と重度群のMMSEスコア、肺機能指標はいずれも有意に低下し、有意差が認められた(P<0.01)。軽度および中等度群の動脈血酸素指数(PaO2)および動脈血酸素飽和度(SaO2)は,正常対照群より有意に低かった(P<0.01)が,PaCO2は正常対照群と比較して有意差がなかった(P>0.05)。PaO2とSaO2は,重度の群で,正常対照群のそれより有意に低かった(P<0.01)が,PaCO2は,正常対照群のそれより有意に高かった(P<0.01)。軽度の中等度群と比較して,重症群のMMSEスコア,肺機能指数は有意に減少し,動脈血ガス指数におけるPaCO2は有意に増加した(P<0.01),両群の動脈血ガス指標PaO2,SaO2は比較して有意差が認められた。ピアソン相関分析の結果,軽度の中等度群におけるMMSEスコアとPaO2の間に正の相関があった(r=0.46,P<0.05)ことが示された(r=0.46,P<0. 05)ことが分かった(P>0.05,P<0. 05)ことが明らかになった(P>0.05)。重症度群のMMSEスコアはFEV1およびPaO2と正の相関があった(r=0.45,0.40,すべてP<0.05)。結論 COPD患者は明らかな認知機能障害が存在し、その認知機能障害の程度は病状の重症度と関係があり、その中でFEV1とPaO2はCOPD患者の認知機能障害を発生する重要な影響要素である。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】