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J-GLOBAL ID:201702283377959085   整理番号:17A0503610

プログラム細胞死リガンド1(PD-L1)の腫瘍発現は,三重陰性乳癌患者におけるより良い予後および糖尿病性疾患と関連する

Programmed Death Ligand 1 (PD-L1) Tumor Expression Is Associated with a Better Prognosis and Diabetic Disease in Triple Negative Breast Cancer Patients
著者 (11件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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三重陰性乳癌(TNBC)サブタイプは臨床転帰不良を伴う攻撃的疾患である。唯一の利用可能な治療は,手術とそれに引き続く化学療法あるいは放射線療法である。プログラム細胞死リガンド1(PD-L1)は免疫細胞,上皮および血管内皮細胞を含む幅広い多様な細胞で発現する膜貫通型タンパク質である。最近,PD-1/PD-L1経路シグナリングが,免疫応答を回避するため腫瘍細胞が用いる適応免疫抵抗性機構として記述された。この理由から,時間を通じて腫瘍細胞膜上のその存在は重要な予後上の価値がある。しかし,乳癌におけるPD-L1の免疫組織化学的発現に関する文献において入手可能なデータは,恐らく異なる抗体クローンの利用と,異なる腫瘍型の高度な分子的不均一性のため,しばしば一致せず,均一でない。特にTNBCに対する標的療法の欠如は,乳癌のこのサブタイプにおける主としてPD-L1の役割に臨床上の注目を移行させている。本研究において筆者らは,「診断検査に関し認められた」抗体による免疫組織化学法の最適化によりその実際の予後上の価値を明らかにするため,組織マイクロアレイ(TMA)に含まれる一連のTNBCにおける腫瘍およびTIL(腫瘍浸潤リンパ球)のPD-L1の発現を評価した。PD-L1の発現は,増殖指標(Ki-67),糖血症,糖尿病の存在と直接相関し,閉経状態,リンパ節転移および再発と間接的に相関した。カプランマイヤー分析は,PD-L1の発現増加がより良い無病生存期間(DFS)と強く関連するが,全生存期間(OS)と相関しないことを示した。本データはTNBC患者において,PD-L1が予後層別化に関し,また免疫チェックポイント阻害剤療法の計画に重要なマーカーであるかもしれないことを確認する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの診断  ,  代謝異常・栄養性疾患の診断 

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