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J-GLOBAL ID：201702283377991503   整理番号：17A0440140

生物多様性と集落のしあわせ-農村活性化における生物多様性の意味-

著者 (1件)： 脇田健一 (龍谷大 社会)
資料名： 農村計画学会誌  (Journal of Rural Planning)
巻： 35  号： 4  ページ： 496-499  発行年： 2017年03月30日 
JST資料番号： Y0829A  ISSN： 0912-9731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 滋賀県で展開されている「魚のゆりかご水田」プロジェクトを例に,環境と人の関わりの再生を梃子とした農村集落の活性化について検討した。生産性に重点を置く水田の改変による魚の産卵繁殖機能の喪失に対し,簡易魚道の一時的設置による回復を図った。当初期待した農家の経済的メリットに加え,琵琶湖の環境保全,子どもへの地域教育,集落内外の人々の交流などへの効果が生まれた。こうした活性化効果のもつ意味を多面的に考察した。

シソーラス用語： 環境政策 ,  *生物多様性 ,  *農業 ,  農業政策 ,  プロジェクト ,  滋賀県 ,  活性化 ,  魚道 ,  社会 ,  *集落 ,  地域活性化 ,  水田魚道 ,  農業生物多様性 ,  *産業
準シソーラス用語： 魚のゆりかご水田 ,  社会関係資本

分類 (3件)： 生態系  (EE01040P) ,  農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  都市計画一般,都市経済学  (RD01010S)

引用文献 (6件)：

• 1) 小田切徳美(2009):『農山村再生「限界集落を超えて」』,岩波書店,3-10.
• 2) 脇田健一(2015):地域環境ガバナンスにおける多様なコミュニケーション.都市社会研究,7号,せたがや自治政策研究所,67-88.
• 3) 堀彰男(2014):『魚のゆりかご水田』の取り組み.農業と経済,80(9),昭和堂,60-65.
• 4) 淺野悟史・脇田健一・奥田昇(2016):参加型アカガエル卵隗調査が もつ地域固有の環境指標としての可能性-滋賀県甲賀市の谷津田地域を例に.システム農学会 2016年度春季大会発表要旨集,25-26.
• 5) Asano, S., Wakita, K., Saizen, I. and Okuda, N. (2016): “Can the spawn of the Japanese brown flog (Rana japonica, Ranidae) be a local environmental index to evaluate environmentally friebdly rice paddies?” The Proceeding of 37th Asian Conference on Remote Sensing Ab0623, pp.1-9.

タイトルに関連する用語 (5件)： 生物多様性 ,  集落 ,  農村 ,  活性化 ,  意味