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J-GLOBAL ID:201702283439068205   整理番号:17A0907404

土壌カドミウムに対するミミズMetaphire guillelmiおよびEisenia fetidaの感度への酸化ストレス応答と洞察【Powered by NICT】

Oxidative stress responses and insights into the sensitivity of the earthworms Metaphire guillelmi and Eisenia fetida to soil cadmium
著者 (6件):
資料名:
巻: 574  ページ: 300-306  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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土壌毒性試験は標準的なミミズ種としてEisenia fetidaを用いて実施されているが,広範囲の汚染物質に耐性であった。,感受性種の包含は,土壌汚染の正確な推定のために重要である。本研究では,酸化ストレスの複数の指標を測定することによりanecic Metaphire guillelmiと地表性E.fetidaのカドミウム(Cd)を土壌への感受性を検討した。細胞内分配解析を用いて,著者らはさらに二種のミミズの種特異的感度の基礎となる固有の機構を解明した。電池生化学的指標の中で,反応性酸素種と蛋白質カルボニル基は高感度バイオマーカーとして機能した。それぞれ応答しきい値によれば,M.guillelmiはE.fetidaよりも敏感であり,それらの用量-応答関係は異なっていた。E.fetidaでは,三種の抗酸化酵素の活性,スーパーオキシドジスムターゼ(SOD),カタラーゼ(CAT)とグルタチオンS-トランスフェラーゼ(GST),により誘導されるホルメシス様U字型の用量-反応関係を示したが,M.guillelmiにおけるSOD,グルタチオンペルオキシダーゼ(CATの類似体)とGSTは逆U字型の関係を示した。ミミズの細胞下画分と全身のCdの濃度は(R ~2>0.9)飽和モデルとバイオアベイラブルCd濃度薄膜中の拡散勾配によって決定法と良く一致した。M.guillelmiの低い蓄積容量にもかかわらず,その細胞内熱安定性蛋白質画分のCd結合容量(C_max),いわゆる生物学的無害化金属プールはE.fetidaのそれよりも2.7倍低かったが,その熱変性蛋白質画分のCd結合親和性(logK),すなわち金属感受性画分,は3.0倍高く,これはM.guillelmiの高い感受性を占め土壌Cdであった。著者らの結果は,それらの感度のため,M.guillelmiにより例示されるように,土着のミミズ種は種々の汚染物質の毒性の過小評価を避けるために土壌リスク評価において考慮すべきであることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  土壌汚染 

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