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J-GLOBAL ID:201702283462103382   整理番号:17A0509678

非線形光学結晶CdSiP2の光学特性におよぼす固有欠陥とそれらの効果 第一原理研究

Intrinsic defects and their effects on the optical properties in the nonlinear optical crystal CdSiP2: a first-principles study
著者 (6件):
資料名:
巻: 19  号: 14  ページ: 9558-9565  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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CdSiP2(CSP)結晶は,高い非線形光学係数と良好な位相整合特性を考慮すると,非線形光学利用の分野において最も有望な材料の一つと考えられている。しかし,電子偏光(e-polarized light)下での1.34μmおよび1.78μm付近のわずかな吸収損失は,その性能に影響を与えている。本研究では,種々の電荷欠陥が吸収特性におよぼす影響を特定するために第一原理計算を行った。CSP結晶の異なる固有の欠陥をHSE法を用いて計算し,実験における固有の化学的環境に従って比較した。結果は,自然発生的に形成することができるV,Si,およびVの点欠陥がCdの乏しい環境で支配的であることを示した。SiとVの欠陥の組合わせは,その形成エネルギーが比較的低いために,Cdの乏しい場合において最も好ましいクラスタであった。更に,アンチサイト欠陥SiCdは,実験スペクトルにおける1.34および1.78μmの主な吸収ピークの原因であることが見出されたが,欠陥SiおよびVのような他の欠陥およびクラスタもこれらの赤方偏移した吸収に寄与した。著者等の結果は,CSPの欠陥を修正することにより,CSPの光吸収を調整するためのガイドラインを提供し得ることを示している。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
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無機化合物一般及び元素  ,  分子の電子構造  ,  半導体の格子欠陥  ,  非線形光学 
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