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J-GLOBAL ID:201702283511469788   整理番号:17A0928382

トリプルネガティブ乳癌のセラノスティックプラットフォームとしてのリポソームカプセル化ルテニウムポリピリジン

A Liposome Encapsulated Ruthenium Polypyridine Complex as a Theranostic Platform for Triple-Negative Breast Cancer
著者 (17件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 2913-2920  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: W1332A  ISSN: 1530-6984  CODEN: NALEFD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ルテニウム配位錯体は癌のための新しいセラノスティック剤となる可能性を有するが,それらの臨床的な実施における主要な限界は効率的な腫瘍蓄積にある。この研究では,in vivoにおけるRu化合物の生体内分布と薬物動態を改善するために,[Ru(phen)2dppz](ClO4)2をリポソームによりカプセル化したLipo-Ruを開発し,Lipo-Ruの注入投与量の20%以上が腫瘍に集積することを明らかにするとともに,Lipo-RuとMDA-MB-231乳癌細胞とのインキュベーションが二重DNA螺旋の破壊を引き起こし,マウスモデルにおけるトリプルネガティブ乳癌の細胞死を齎し,Lipo-Ruによる処置が劇的に腫瘍の成長を低減することを示した。一方,Lipo-Ruに含まれるルテニウムポリピリジン錯体は疎水性の脂質二層膜またはDNA螺旋中に取り込まれると強い蛍光を放出し,腫瘍組織における治療薬の可視化を可能にすることからLipo-Ruが癌のセラノスティックプラットフォームとなり得ることを示した。(dppz=ジピリドフェナジン,phen=フェナントロリン)
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分類 (2件):
分類
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腫ようの薬物療法  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (5件):
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