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J-GLOBAL ID:201702283538870730   整理番号:17A0587536

2016年熊本地震によって解明された熊本市の局所的サイト効果

Local site effects in Kumamoto City revealed by the 2016 Kumamoto earthquake
著者 (6件):
資料名:
巻: 69  号: Mar  ページ: 69:37 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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熊本市の局所的サイト効果を評価するため,2016年4月14日に発生した2016年熊本地震の前震(Mj6.4)直後に,市内の南北6kmの測線に沿って6点の臨時地震観測点を設置した。2016年4月16日に発生した2016年熊本地震(Mj7.3)以降の地震データを2個のサイトで記録することに成功し,それは,0.5~3Hzの周波数範囲で大きな振幅を示した。釜峰山の観測点を基準とした弱い地震動データから推定されたサイト増幅度は,本調査線に沿って相対的に変化した。しかし,0.5~3Hzの周波数範囲におけるサイト増幅率は,本震によって生じた振幅を説明するのに十分なほどに大きくはなかった。それにもかかわらず,本震中に両サイトで記録された強震動データから推定されたサイト増幅度は1~3Hzの周波数範囲で大きかった。以上の結果から,1~3Hzの周波数範囲における強震動は,熊本市の地下土壌の非線形挙動によって強化されていることが明らかになった。さらに,0.7~3Hzの周波数範囲における本震データの周波数の内容は,上記のサイトが近接(600m間隔)しているにもかかわらず,両サイト間で有意に異なることが観察された。したがって,筆者らはまた両サイト間の約100m間隔の距離でもって単一観測点の常時微動測定を行った。微動の垂直対水平スペクトル比のピーク周波数が両サイト間のサイト増幅率の傾向に類似した傾向を有することを確認した。しかし,これらの結果は2016年熊本地震の際に両サイトで観測された強震動の違いを説明できなかった。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地震学一般 
引用文献 (11件):
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