文献
J-GLOBAL ID:201702283602210428   整理番号:17A1408587

モデルLycophyteのSelaginella moellendorffii(イヌカタヒバ)におけるジャスモン酸およびジャスモノイル-イソロイシンの同定,およびAOS,AOC,OPRおよびJAR1の特徴付け

Identification of Jasmonic Acid and Jasmonoyl-Isoleucine, and Characterization of AOS, AOC, OPR and JAR1 in the Model Lycophyte Selaginella moellendorffii
著者 (7件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 789-801 (WEB ONLY)  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ジャスモン酸(JA)は,種子植物における,様々な生理学的応答に関与している。しかし,種無し維管束植物のグループであるlycophytesにおいて,JAの検出および役割は,最近までわかっていないままであった。本研究は,モデルlycophyte Selaginella moellendorffii(イヌタカヒバ)における,12-オキソフィトジエン酸(OPDA),JAおよびジャスモノイル-イソロイシン(JA-Ile)の,初めての証拠を示した。機械的損傷は,OPDA,JA,JA-Ileの蓄積を刺激した。これらの結果は,S.moellendorffiiにおける,酵素的に活性のアレンオキシドシンターゼ(AOS),アレンオキシドシクラーゼ(AOC),12-オキソオキソフィトジエン酸レダクターゼ3(OPR3)およびJA-Ileシンターゼ(JAR1)の検出で,確認された。SmAOS2は,JA生合成の,最初のコミット段階に関連していた。SmAOC1は,ジャスモン酸類の基礎構造の生成に重要な酵素で,OPDAの形成に,能動的に関与していた。SmOPR5は機能的に活性なOPR3様酵素で,唯一のJA前駆体である(+)-cis-OPDAの還元に,重要であった。SmJAR1によるIleへのJAのコンジュゲートは,S.moellendorffiiがJA-Ileを生産するのを実証した。このように,4つの活性な酵素は,種子植物におけるそれと類似した特性を持っていた。損傷およびJA処理は,SmAOC1とSmOPR5発現を誘導した。さらに,JAはS.moellendorffiiにおける苗条の成長を阻害したことから,S.moellendorffiiにおける,シグナル分子としてのJAの機能が示唆された。本研究から,JAが,維管束植物の発生から,ストレス順応のための植物ホルモンとして進化したことが示唆された。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学 
物質索引 (3件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
引用文献 (59件):

前のページに戻る