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J-GLOBAL ID：201702283775020674   整理番号：17A0630537

静岡市内におけるニホンジカ・イノシシ・ニホンカモシカの出現状況

Occurrence of Sika deer (Cervus nippon Temminck, 1836), Wild boar (Sus scrofa Linnaeus, 1758), Japanese serow [Capricornis crispus (Temminck, 1836)] in Shizuoka City, Japan.

著者 (2件)： 佐々木彰央 (静岡県自然史博物館ネットワーク) ,  三宅隆 (静岡県自然史博物館ネットワーク)
資料名： 東海自然誌  (Bulletin of the Museum of Natural and Environmental History, Shizuoka)
号： 10  ページ： 71-74  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： F1005A  ISSN： 2185-8772  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 静岡県に生息するニホンジカ,イノシシ,ニホンカモシカは近年分布域の増大から,ヒトの生活圏や農林地での出現が度々報告されている。しかしながら,県内でのこれら3種の出現地点の詳細及び頻度の経年変化を明記した資料は少ない。2009~2010年に静岡市内の山間地各所で自動撮影カメラによる哺乳類分布調査を行った(広域調査)。2011~2013年には,静岡竜爪山で自動撮影カメラを使った中大型哺乳類定点調査を行い,その後も同地点での経年調査を継続した。本稿では,これらの広域調査と経年調査結果からニホンジカ・イノシシ・ニホンカモシカに関する情報を集計して報告する。人工集中地区およびその付近ではイノシシが多く出現したが,ニホンジカやニホンカモシカはほとんど確認されていない。2011~2015年の出現日数はニホンジカが66日,イノシシが63日,ニホンカモシカが148日であった。各年ともにニホンカモシカの出現日数が多く,全種で2014年度から出現日数が急激に増加した。

シソーラス用語： *ニホンジカ ,  *イノシシ ,  *ニホンカモシカ ,  静岡県 ,  生息場所 ,  生息分布 ,  調査 ,  自動監視 ,  管理 ,  鳥獣害 ,  経時変化
準シソーラス用語： 定点調査 ,  野生動物管理 ,  経年変化

分類 (1件)： 動物生態学一般  (EE03010W)

引用文献 (10件)：

• 三宅 隆(2005)静岡県の哺乳類,資料編.静岡県自然環境調査委員会哺乳類部会,静岡.149pp.
• 三宅 隆・佐々木彰央 (2011)自動撮影カメラを用いた静岡市中山間地の哺乳類の確認とその有効性について.東海自然誌,4:15-24.
• Ohdachi, S. D., Y. Ishibashi, M. A. Iwasa, D. Fukui, and T. Saitoh (2015) The Wild Mammals of Japan. Second edition. Shoukadoh Book Sellers, Kyoto. 506 pp.
• 佐々木彰央・三宅 隆・伊藤 零・藤田美沙子(2014)静岡市竜爪山に長期間設置した自動撮影カメラによる中大型哺乳類記録.東海自然誌,7:35-46.
• 静岡県(2015a)第二種特定鳥獣管理計画(イノシシ) (第2期).17pp.

タイトルに関連する用語 (5件)： 静岡 ,  ニホンジカ ,  イノシシ ,  ニホンカモシカ ,  状況