抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,通信制高校の生徒を対象として質問紙調査を行い,入学形態と入学理由の関連,およびそれらと精神健康の関連について明らかにした。対象は,私立の広域通信制高校2キャンパスに所属する全生徒1,086人であった。調査票については,入学形態や通信制高校に入学した理由,精神健康を測る指標としてKessler-6が含まれていた。結果として,男女ともに「学力上の理由」は新入学で,「年齢上の理由」は編入学で,「前校での不適応」は転・編入学で高かった。女性では,転入学で「友人関係上の理由」が高かった。精神健康との関連では,男性で「学力上の理由」,「友人関係上の理由」,「前校での不適応」,「心の病気」等の入学理由や入学形態が精神健康に関わっていた。女性では,「友人関係上の理由」,「心の病気」等の入学理由が関わっていた。これらの情報は,生徒への支援の際に,重要な情報になりうることが示された。(著者抄録)