腫瘍細胞と細菌性病原体に対する光増感剤としての軸置換ケイ素(IV)フタロシアニンとその四級化誘導体【Powered by NICT】

OEmeroglu Ipek; Kaya Esra Nur; Goksel Meltem; Goksel Meltem; Kussovski Vesselin; Mantareva Vanya; Durmus Mahmut

文献

J-GLOBAL ID：201702283831968053 整理番号：17A1278515

腫瘍細胞と細菌性病原体に対する光増感剤としての軸置換ケイ素(IV)フタロシアニンとその四級化誘導体【Powered by NICT】

Axially substituted silicon(IV) phthalocyanine and its quaternized derivative as photosensitizers towards tumor cells and bacterial pathogens

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巻： 25 号： 20 ページ： 5415-5422 発行年： 2017年
JST資料番号： W0556A ISSN： 0968-0896 資料種別：逐次刊行物 (A)
発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

軸ジ-(alpha,alpha-ジフェニル-4-ピリジルメトキシ)ケイ素(IV)フタロシアニン(3-)とその四級化誘導体(3Q)は腫瘍と細菌細胞に対する光増感剤として合成し,試験した。これらの新規フタロシアニンを元素分析,FT-IR,UV-Vis,MALDI-TOF及び 1H NMRのような種々の分光学的方法によって特性化した。吸収と蛍光のような光物理的性質,および一重項酸素生成の両方フタロシアニンのような光化学的性質を溶液中で調べた。得られた値は,非置換ケイ素(IV)フタロシアニンジクロリド(SiPcCl_2)で得られた値と比較した。軸配位子として二ジ-(alpha,alpha-ジフェニル-4-ピリジルメタノール)基の添加は光物理的及び光化学的性質の改善を示し,0.15~0.33からの一重項酸素の量子収率(Φ_Δ)の増加を決定した。合成された光増感剤(3と3q)の光力学的効果は子宮頚癌細胞株(HeLa)に対する有望な光細胞毒性(3qの3及び28%の17%の細胞生存率)で評価した。病原性細菌株Streptococcus mutans,黄色ぶどう球菌,及び緑膿菌の光力学的不活性化は四級化誘導体(3q)を伴う高い感受性を示唆した。グラム陽性細菌株は 2 11μM3qと温和な光量50J.cmとphotoinactivatedした。P.aeruginosaの場合には効果は22μM3qと光照射量100J・cm 2までの濃度に対して無視できた。結果は新規なアキシアル位置換けい素(IV)フタロシアニンは腫瘍細胞に対する光増感剤として特徴的な有望性を持つことを示唆した。四級化誘導体3qは病原性細菌種の光不活性化のための高い可能性を有している。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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