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J-GLOBAL ID：201702284005432649   整理番号：17A0035274

モンゴル国ウランバートル市「ゲル地区」における定住型住居及び住まい方の実態

Actual Condition of Detached Houses and the Way of Living in the Ger Area, Ulaanbaatar, Mongolia

著者 (1件)： 八尾廣 (東京工芸大 工)
資料名： 東京工芸大学工学部紀要(Web)  (東京工芸大学工学部紀要 人文・社会編(Web))
巻： 39  号： 1  ページ： 22-36 (WEB ONLY)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0199A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ウランバートル市ゲル地区の低層の一戸建て住宅を対象とし,住居改善の具体的手法を考案するために,敷地内の住居の現状を把握し,固定住居バイシンの建設や間取り,その形成に影響を与える因子を検討した。50件の調査の結果,敷地面積は480m2と広いが建蔽率は23.4%と小さく,住環境の持続可能性は大きい。敷地境界ハシャーは2mほどの高さがあり,閉鎖的な柵だが改善の余地がある。敷地内にはバイシン或いはゲルを建て,空地は資材置き場としている例が多い。固定住居バイシンは72%が自力建設で,外壁は木造とレンガ造の併用だが,断熱は不十分であった。ゲルは補助住居として併設する場合が多い。トイレの悪臭を消す消毒剤は土壌汚染の原因である。バイシンの間取りは冬期の生活を基本に構成されている。居間は大空間で接客,くつろぎ,就寝に使われる。居間の分割にはペチカが用いられる。

シソーラス用語： モンゴル国 ,  住居地区 ,  *独立住宅 ,  *実態調査 ,  敷地 ,  *平面計画 ,  面接調査 ,  *住環境 ,  建蔽率 ,  建築工事 ,  断熱構造 ,  居間 ,  防護柵 ,  暖房装置 ,  便所
準シソーラス用語： ウランバートル市 ,  ゲル地区 ,  バイシン ,  ペチカ

分類 (2件)： 住宅建築,農村建築,城  (RB05040V) ,  建築設計,建築家,建築史  (RB04000W)

タイトルに関連する用語 (7件)： モンゴル ,  ウランバートル ,  ゲル ,  地区 ,  定住 ,  住居 ,  住まい方