抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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オレアノール酸誘導体は,2型糖尿病(T2DM)のための新しい蛋白質チロシンホスファターゼ1B(PTP-1B)阻害剤として作用する。PTP-1B阻害剤の構造的要求を理解するために,52個のオレアノール酸誘導体を訓練セット(34化合物)と試験セット(18化合物)に分割した。高信頼性で予測可能な3D-QSARモデルを,CoMFA,CoMSIA,およびトポマーCoMFA法によって,それぞれ構築した。その結果,交差検証係数(q2)および非交差検証係数(R2)はCoMFAモデルにおいて0.554および0.999であり,CoMSIAモデルにおいて0.675および0.971であり,トポマーCoMFAモデルにおいて0.628および0.939であり,3つのモデルがロバストであり,良好な外部予測能力を持つことを示唆した。さらに,はるかに高い阻害能を有する10種類の新規阻害剤を設計した。著者らの設計戦略は,(i)電気陰性置換基(Cl,-CH2OH,OH-CH2Cl)が環Cの二重結合に導入されること,(ii)水素結合アクセプタ基(C≡NとN原子),電気陰性基(C=N,N原子,-C00Hおよび-C00CH3),および嵩高い置換基(C6H5N)がC3位に連結され,それが強力で選択的なPTP-1B阻害剤の生成をもたらすことであった。本論文における結果は,設計の過程を容易にし,新しい強力なPTP-1B阻害剤を開発する可能性を持つことを期待した。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】