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J-GLOBAL ID：201702284260715003   整理番号：17A2008878

自己修復のための異なる対イオンを持つ新規イミダゾリウムベースポリ(イオン性液体)【Powered by NICT】

Novel imidazolium-based poly(ionic liquid)s with different counterions for self-healing

著者 (6件)： Cui Jing (Tianjin Key Lab Composite & Functional Materials, School of Materials Science and Engineering, Tianjin University, Tianjin 300350, China. [e-mail]) ,  Nie Feng-Min ,  Yang Ji-Xing ,  Pan Li ,  Ma Zhe ,  Li Yue-Sheng
資料名： Journal of Materials Chemistry A. Materials for Energy and Sustainability  (Journal of Materials Chemistry A. Materials for Energy and Sustainability)
巻： 5  号： 48  ページ： 25220-25229  発行年： 2017年 
JST資料番号： W0204B  ISSN： 2050-7488  CODEN： JMCAET  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 自己回復のための異なる対イオン(CH_3SO_3~-,CF_3SO_3~-,CF_3(CF_2)3SO_3~-,FSI~-,Tf_2N~-)をもつ新しいイミダゾリウム系ノルボルネン重合イオン液体(PIL)はGrubbs第三世代触媒(G3)を用いた開環メタセシス重合(ROMP)により合成した。CDCl_3における~1H NMRスペクトルにおけるイミダゾリウムプロトンの化学シフトの変化によって証明されるように,対イオンの変化は,イミダゾリウムと対イオンの間の異なる相互作用強度をもたらした。ガラス転移温度(T_g)は主に対イオンのサイズによって影響を受けた。FSI~およびTf_2N~ のような大きな対イオンを対象として,遊離イオン性凝集体の弱い物理的架橋を形成されただけでなく,高分子マトリックス中の可塑剤として作用し,T_gの減少をもたらした。X線散乱試験も小さな対イオンは充填イオンクラスタ集中イオン凝集を形成する傾向があったことを証明した。高分子マトリックス中のイオン会合は,物理的架橋として作用し,周囲の高分子鎖の移動度を制限し,機械的強度を改善した。しかし,十分な鎖移動度は自己修復挙動を付与した破壊表面上のイオン凝集の動的再配置を支持した。機械的性質と治癒性能をバランスさせるために,適切なT_gとPILブレンドは高いT_g PIL(CH_3SO_3~-,CF_3SO_3~またはCF_3(CF_2)3SO_3~ のような)の混合量を変え低T_g PIL(すなわちTf_2N~-)を調製した。この方法によって,結果として得られるブレンド品のT_gは混合比と対イオンを調整することによって調整された系統的にすることができた。予想されたように,良く設計されたPILの優れた機械的性能と自己修復能力の両方を同時に達成した。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 凝集 ,  高分子鎖 ,  凝集体 ,  相互作用 ,  移動度 ,  可塑剤 ,  *イオン ,  ガラス転移点 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  *イオン液体 ,  機械的性質 ,  *対イオン ,  機械的強度
準シソーラス用語： *自己修復 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 燃料電池  (YB04040V) ,  二次電池  (YB04030K) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

物質索引 (1件)： イミダゾリウム

タイトルに関連する用語 (3件)： 自己修復 ,  対イオン ,  イオン性液体