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J-GLOBAL ID：201702284352997535   整理番号：17A1939814

光渦を用いた通信 拡張軌道角運動量モードを用いたマルチコアファイバー伝送技術

著者 (2件)： 浜本貴一 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  JIANG Haisong (九大 大学院総合理工学研究院)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 46  号： 11  ページ： 433-438  発行年： 2017年11月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 単一モードファイバーの伝送容量の限界のために,空間多重伝送の研究開発が活発化している。マルチコアファイバー(MCF)は,1本のファイバー中に複数のコアを含み,容易に空間チャネル数を増大できる。本報告では,軌道角運動量モードを用いたMCF伝送技術について紹介した。軌道角運動量モードのMCF伝送の原理を説明した。MCF伝送では,軌道角運動量モードの縮退問題があり,この解決法を示した。モード縮退問題に対するアプローチとして,拡張軌道角運動量モードの利用を提案した。拡張軌道角運動量モードを用いることで,MCF上のモード数をコア数以上に増やすことができた。MCFは,拡張軌道角運動量モードを用いることで,数式上は無限にチャネル数を増大できる。

シソーラス用語： *光通信 ,  渦 ,  *光伝搬 ,  *光ファイバ ,  コア構造 ,  信号伝送 ,  光信号 ,  角運動量 ,  導波モード ,  多重通信 ,  通信路容量 ,  帯域幅 ,  信号多重化
準シソーラス用語： *マルチコア光ファイバー ,  軌道角運動量 ,  空間多重化 ,  *光渦

分類 (2件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H) ,  光通信方式・機器  (ND10000B)

引用文献 (15件)：

• T. Hayashi, T. Taru, O. Shimakawa, T. Sasaki and E. Sasaoka: J. Lightwave Technol., 30 (2012) 583-589.
• K. Hamamoto: ′′EXAT road map,′′ International Symposium on Extremely Advanced Transmission Techinology (EXAT) (Nara, 2017).
• D. Soma, K. Igarashi, Y. Wakayama, K. Takeshima, Y. Kawaguchi, N. Yoshikane, T. Tsuritani, I. Morita and M. Suzuki: ′′2.05 peta-bit/s super-nyquist-WDM SDM transmission using 9.8-km 6-mode 19-core fiber in full C band,′′ Proc. of the European Conference on Optical Communication (ECOC), PDP.3.2 (Valencia, 2015) .
• A. Mair, A. Vaziri, G. Weihs and A. Zeilinger: Nature, 412 (2001) 313-316.
• T. O'Neil, I. MacVicar, L. Allen and M. J. Padgett: Phys. Rev. Lett., 88 (2002) 053601.

タイトルに関連する用語 (4件)： 光渦 ,  拡張 ,  軌道角運動量 ,  マルチコアファイバー