抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】重型β-サラセミア患者の脳組織における鉄過負荷の評価における核磁気共鳴機能イメージングT2*の応用価値を分析する。方法:2009年1月から2016年9月まで深セン市第二人民病院小児科で入院した長期間高輸血量の重型β-サラセミア患児100例を観察群とし、同期的に核磁気共鳴画像T2*検査を行った健康診断者25例を対照群とした。血清フェリチンレベルにより、観察成分を二つのサブグループに分けた。軽度群(1.0~2.5g/L)は57例、重度群(>2.5g/L)は43例であった。観察群と対照群において、核磁気共鳴機能イメージングT2*検査を行い、2群の脳組織の異なる部位のT2*値を比較した。軽度群と重度群の脳組織におけるT2*と脳脊髄液の鉄代謝タンパク質レベルを比較し、相関分析を行った。結果:観察群の脳組織の異なる部位のT2*値はいずれも対照群より有意に低く、統計学的有意差が認められ(P<0.05)、観察群の脳組織の異なる部位におけるT2*値は低いから高い順に淡蒼球<赤核<黒質<殻<歯状核<尾状核<灰白質<白質<小脳であった。重度群の脳組織におけるT2*値、トランスフェリン、第一鉄輸送膜タンパク質1、ヘムオキシゲナーゼ1は軽度群より顕著に低く、鉄タンパク、銅タンパク質、ヘプシジンは軽度群より顕著に高く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。トランスフェリン,第一鉄輸送体膜蛋白質1,ヘムオキシゲナーゼ1とT2*の間に正の相関があった(r=0.309,0.617,0.326,P<0.05)。それらは,フェリチン,銅ブルー,およびヘプシジンと負の相関があった(r=-0.512,-0.474,-0.639,P<0.05)。結論:核磁気共鳴イメージングT2*技術はβ-サラセミア患児の脳組織の鉄過負荷の評価及び疾病の程度の評価に役立ち、臨床での普及に応用する価値がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】