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J-GLOBAL ID：201702284474144574   整理番号：17A1470109

知床半島ヒグマ保護管理方針は住民の意向に沿うものになっているか?

著者 (2件)： 久保雄広 ,  庄子康
資料名： 北方林業  (Northern Forestry, Japan)
巻： 68  号： 4  ページ： 153-156  発行年： 2017年10月01日 
JST資料番号： Y0115A  ISSN： 0388-8045  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人間と野生動物の間は,世界中で軋轢が生じており,その原因を動物側にのみ求めてきた。実際は人間の側に問題があり,その対処のため社会科学的アプローチが求められている。知床では,ヒグマの出没に関して,これまでの対処法に対する再検討が求められている。本稿は,2012年に知床半島ヒグマ保護管理方針の策定の際,そのゾーニングが地域住民の意向に添ったものか,保全生態学の視点からアンケート調査した結果を報告した。

シソーラス用語： *クマ科 ,  *管理 ,  野生動物 ,  半島 ,  アンケート ,  住民 ,  住民意識 ,  *地域制 ,  生態学
準シソーラス用語： アンケート調査 ,  *ゾーニング ,  *ヒグマ ,  知床半島 ,  地域住民 ,  保全生態学 ,  *野生動物保護管理

分類 (2件)： 野生生物開発  (FG01000E) ,  自然保護  (SB06000L)

引用文献 (5件)：

• 桜井 良・江成広斗 (2010) ヒューマン・ディメンションとは何か-野生動物管理における社会科学的アプローチの芽生えとその発展について. ワイルドライフ・フォーラム14 (3-4): 16-21.
• Kubo, T. and Shoji, Y. 2014. Spatial tradeoffs between residents' preferences for brown bear conservation and the mitigation of human-bear conflicts. Biological Conservation 176: 126-132.
• 釧路自然環境事務所・北海道森林管理局・北海道・斜里町・羅臼町 (2012) 知床半島ヒグマ保護管理方針.
• 山中正美 (2007) 知床国立公園における野生観察の課題-見ることの意義と危うさ(特集・自然公園法50周年・自然公園と野生生物). 国立公園 656: 10-12.
• 久保雄広・庄子 康 (2016) 野生動物管理学からのアプローチ-政策評価・リスク認識(愛甲哲也・庄子康・栗山浩一編著「自然保護と利用のアンケート調査: 公園管理・野生動物・観光のための社会調査ハンドブック」 築地書館). 204-226pp.

タイトルに関連する用語 (3件)： 知床半島 ,  ヒグマ ,  住民