抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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我が国の電気事業は電力小売りの完全自由化に加えて電力需要の減退,再生エネルギー導入の拡大,地球温暖化対策の推進など大きな課題が複数同時に生じるという過去に経験の無い環境変化に直面している。電源開発(株)においても既設設備の安定稼働への取り組みの強化に加えて,石炭火力の高効率化,再生可能エネルギーの導入拡大,流通設備の広域整備などに取り組み環境負荷に考慮しつつ電力安定供給に貢献する所存である。本文ではこれらを踏まえた平成28年度技術開発取り組み事例として以下の5項目の概要を紹介した。1)水力発電部門:秋葉第二発電所リパワリング(運転開始以来50年以上を経過した主要機器の一括更新),火力発電部門:磯子火力発電所における海水電解装置の導入(取水管流速向上によって従来の次亜塩素酸ナトリウム注入による海生生物防止対策設備を設けていなかった新磯子発電設備に対する対策の実施),送変電部門:国際航路上空における500 kV送電線の電線張替技術(関門海峡横断個所の電線張替工事の実施),環境エネルギー部門:大間風力発電所の概要と出力変動に関する検討,技術開発部門:初期強度改善を目指した環境負荷低減コンクリートの研究と検証