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J-GLOBAL ID：201702284800873382   整理番号：17A0681860

シャープペンシル芯の機械的特性と圧折時に発生する疑似アコースティックエミッション信号の関連性評価

著者 (2件)： 松尾卓摩 (明治大学理工学部) ,  八代拓也 (明治大学理工学部)
資料名： 実験力学  (JSEM)
巻： 17  号： 1  ページ： 21-26(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： L4590A  ISSN： 1346-4930  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 構造物や機械を対象としたAE計測において,現場で複雑な手法によるセンサ特性評価は難しいため,使用するセンサの感度を簡便に校正する手段としてシャープペンシル芯の圧折を用いる手法が広く用いられている。しかし,このような実験を記載している論文の多くは,使用した芯の芯硬度については記載されているが,製造企業や製品名についての記載は無いため,既往の研究結果から芯圧折によるAEパラメータと芯種類に関する関連性を評価することは難しいという問題があった。本研究は,市販のシャープペンシル芯について,曲げ試験によって求めた芯の機械的特性と芯の圧折時の立ち上がり時間や解放応力を比較し,芯の種類によって各パラメータにどの程度のばらつきが見られるかを調査した。また,異なる種類の芯を圧折した場合の疑似AE信号を比較して,芯の機械的特性が疑似AE信号にどのような影響を及ぼすかについても評価した。実験では,三点曲げ試験によってシャープペンシル芯の曲げ強度を評価した。その結果,芯の硬度と曲げ強度には相関が見られた。また,芯ごとに曲げ強度にばらつきが見られた。

シソーラス用語： 機械的性質 ,  構造物 ,  *センサ ,  *キャラクタリゼーション ,  感度 ,  *校正 ,  硬度 ,  曲げ試験 ,  事務用品 ,  ばらつき ,  強度評価 ,  三点曲げ試験 ,  *鉛筆 ,  性質
準シソーラス用語： *AE計測 ,  アコースティックエミッション信号 ,  *ペンシル ,  機械設備 ,  *種類 ,  *芯 ,  立上り時間

著者キーワード (8件)： Mechanical Pencil Lead ,  Acoustic Emission ,  Hsu-Nielsen Source ,  Bending Strength ,  Mechanical Pencil Lead ,  Acoustic Emission ,  Hsu-Nielsen Source ,  Bending Strength

分類 (1件)： 非破壊試験  (HB02030F)

引用文献 (11件)：

• 1) Hellier, C.: Handbook of Nondestructive Evaluation, McGraw-hill (2003), 10.1-10.39.
• 2) Michaels, J. E., Michaels, T. E., Sachse, W.: Applications of Deconvolution to Acoustic Emission Signal Analysis, Materials Evaluation, 39(1981), 1032-1036.
• 3) Kishi, T., Ohtsu, M., Yuyama, S.: Acoustic Emission - Beyond the Millennium, Elsevier (2000), 1-18
• 4) Onoue, M.: Acoustic Emission -Bases and Applications, Corona publishing (1976), 20-26. (In Japanese)
• 5) Mizutani, Y. et. al.: Practical Acoustic Emission Testing, Springer (2016), 72-73.

タイトルに関連する用語 (6件)： シャープペンシル芯 ,  機械的特性 ,  圧 ,  アコースティックエミッション信号 ,  関連性 ,  評価