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J-GLOBAL ID:201702284817081929   整理番号:17A0625496

三座配位分子のチオールおよびジチオエーテル誘導体を用いる貴金属の抽出

Precious Metal Extraction with Thiol and Dithioether Derivatives of a Trident Molecule
著者 (6件):
資料名:
巻: 24  ページ: 77-88  発行年: 2017年05月01日 
JST資料番号: L3207A  ISSN: 1341-7215  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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三脚型配位抽出試薬であるチオールおよびジチオエーテル誘導体を新規に生成し,貴金属の抽出挙動を検討するために用いた。両硫黄含有化合物は,貴金属抽出に関しpH依存性を示さなかった。チオール型誘導体は,金(III),銀およびパラジウム(II)に対して高い抽出能力を示し,金(III)および銀に対しては1:3(抽出剤:金属)化学量論比が良いことが分かった。この結果により,チオール誘導体がチオール基の強い官能性のためにほとんど構造的効果を示さないことが分かった。ジチオエーテル誘導体はまた金(III),銀およびパラジウム(II)を抽出した。銀の抽出は三脚骨格の構造効果であったが,他方金(III)の抽出およびパラジウム(II)の抽出はおそらく部分構造効果のためであった。三脚誘導体は,対応する単脚性化合物と比較し高い抽出能力を有した。三脚および単脚性誘導体は,銀に対して1:1および1:2(抽出剤:金属)化学量論比が良いことが分かった。このことは,三脚誘導体がサイズ効果,多機能収束効果,および補完効果としての構造的効果を示すことを意味した。三脚誘導体の配位部位を,銀担持前後の1H・NMRスペクトルにより確認した。三脚誘導体からの負荷後の銀の剥離も検討した。最後に,銀およびパラジウム(II)の段階的分離を実施し,異なる溶離剤を用いることにより大まかに達成できた。(翻訳著者抄録)
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