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J-GLOBAL ID:201702284969546855   整理番号:17A1705870

コレステロールに富む脂質ラフトはウシパラインフルエンザウイルス3型(BPIV3)感染において重要な役割を果たす【Powered by NICT】

Cholesterol-rich lipid rafts play a critical role in bovine parainfluenza virus type 3 (BPIV3) infection
著者 (4件):
資料名:
巻: 114  ページ: 341-347  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1679A  ISSN: 0034-5288  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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脂質ラフトはコレステロールとスフィンゴ脂質に富む特定化脂質ドメイン,多くのエンベロープウイルスのライフサイクルに利用できる。細胞に対するウシパラインフルエンザvirustype3(BPIV3)侵入は受容体結合と膜融合により仲介されるが,宿主細胞膜とBPIV3エンベロープにおける脂質ラフトはウイルス感染にどのように影響するか不明のままである。本研究では,著者らはBPIV3感染の異なる段階における脂質ラフトの役割を調べた。MDBK細胞は,メチル-β-シクロデキストリン(MβCD)で処理した細胞の脂質ラフトを破壊し,ウイルス感染を決定した。結果はMβCDは,用量に依存してBPIV3感染を著しく阻害したが,細胞膜へのウイルスの結合を阻害しなかったことを示した。が,ウイルス侵入後MβCDで処理したMDBK細胞はウイルス感染への影響,BPIV3感染はウイルス侵入段階で細胞膜における脂質ラフトと関連していたことを示唆しないことを示した。ウイルスエンベロープも影響BPIV3感染における脂質ラフトをさらに確認するために,著者らはMβCDとBPIV3を処理したウイルス力価を決定した。ウイルス脂質ラフトの破壊はウイルス収率の有意な減少を引き起こすことを見出した。コレステロール再構成実験はBPIV3感染は細胞膜とウイルスエンベロープ,コレステロールに富む脂質ラフトはBPIV3感染において重要な役割を果たすことを示した両コレステロール補給により回復することに成功したことを示した。これらの知見は,BPIV3感染のメカニズムの理解に洞察を提供し,脂質ラフトはウイルス感染を防止するための良好な潜在的治療標的となる可能性があることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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ウイルス感染の生理と病原性 
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