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J-GLOBAL ID：201702285054680190   整理番号：17A0717685

洪水調節容量を余すことなく活用する「ただし書き操作」について-岩手県滝ダムの洪水経験とその後の検討より-

著者 (1件)： 川崎卓也 (岩手県 県北広域振興局)
資料名： ダム技術  (Engineering for Dams)
号： 369  ページ： 54-58  発行年： 2017年06月15日 
JST資料番号： Y0579A  ISSN： 0289-9639  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ダムの「ただし書き操作」は平成23年に改訂され,異常洪水時防災操作,洪水調節容量を有効に活用する特別防災操作,渇水等の対応として特例操作に分類された。既存ストックを最大限に活用し,下流負荷軽減を図ることが答申されている。岩手県滝ダム(堤高70m,堤頂長187m)では,計画規模に達しない洪水において下流河川未改修区間にて氾濫被害が発生したことから,平成20年に調節開始流量の見直し等のダム操作を暫定的に見直した。平成28年8月台風時の特別防災操作実績を示した。今後の課題として,洪水時最高水位に達しない(洪水調節容量に空き容量が残る)ことのないように,正確な降雨予測の元,放流量逐次見直方式,総放流量分配方式など,ただし書き操作の運用方法を準備する必要を示した。

シソーラス用語： *洪水調節 ,  *貯水池操作 ,  洪水 ,  災害対策 ,  重力ダム ,  岩手県 ,  容量 ,  放流
準シソーラス用語： ダム放流 ,  滝ダム ,  *但し書き操作 ,  貯水池容量

分類 (1件)： 貯水池,調整池  (RC16030Z)

引用文献 (6件)：

• 三石真也,尾関敏久:超過洪水等に対する合理的な洪水調節手法に関する研究,国総研資料第670号,2012.2.
• 今村瑞穂:ただし書き操作のあり方と改善の方向,ダム技術,No.291,pp.3-17,2010.12.
• 三石真也,角哲也,尾関敏久:洪水に対する効果的な調節手法に関する検討,ダム技術,No.297,pp.22-50,2011.6.
• 鳥居謙一:ダム管理の高度化に向けて,水工学リポート12-A-9,2012.8.
• 柏井条介:貯水池を有効利用する異常洪水時防災操作の試案,ダム技術,No.320,pp.49-62,2013.5.

タイトルに関連する用語 (7件)： 活用 ,  ただし書き操作 ,  岩手 ,  滝 ,  ダム ,  洪水 ,  経験