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J-GLOBAL ID:201702285144863607   整理番号:17A0591540

遷移金属(Fe,Co,Ni)酸化物マイクロ/ナノ構造:前駆体の結晶相,形態および分解

Transition Metal (Fe,Co,Ni) Oxide Micro/Nanostructures: Phase, Morphology, and Decomposition of Precursors
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巻: 17  号:ページ: 796-801  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W1351A  ISSN: 1533-4880  CODEN: JNNOAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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遷移金属酸化物は,触媒,生物医学,センサー,エネルギー貯蔵および水処理などの分野において大きな関心が寄せられている。これらの材料の中で,鉄,コバルトおよびニッケル酸化物は,独特の磁気特性のために過去数十年に亘って幅広く研究されてきた。更に,材料の形態およびサイズは,最終的な特性および用途において重要な役割を果たす。最近,形態に依存する特性に関する様々な研究結果が報告されている。例えば,Co3O4ナノロッドは,{110}面が主に露出した非常に効率的な酸化触媒特性を示す。更に,ナノプリズムの結晶面に依存する電気化学的活性がFe3O4結晶において確認されている。特に,12個の高エネルギー露出ファセットを有するFe3O4菱形十二面体(RD)は,高い触媒活性および電気化学的性能を有する。ナノサイズのFe3O4ナノ粒子(NP)は,磁性流体,生体触媒,磁気共鳴イメージング,高密度データ記憶,センシング,磁気分離などの様々な分野で幅広く活用されている。本稿では,遷移金属(Fe,Co,Ni)酸化物から成るマイクロ/ナノ構造の形成に関する前駆体の結晶相,形態および分解の影響を研究した結果を報告する。本研究では,対応する前駆体を異なる方法で処理することにより,特殊な形態を有する一連の遷移金属酸化物を合成するための新しい一般的方法を開発した。酸化鉄前駆体の結晶相を理解するために,異なる条件下で処理した。棒状の酸化鉄前駆体の水中における加水分解,空気中での焼成,ソルボサーマル反応時間の延長によって,Fe3O4-NP,多孔質α-Fe2O3ナノロッドおよびFe3O4-RDを得ることができた。得られた生成物に関する分析から,酸化鉄前駆体は一種の有機および水溶性錯体であると考えられる。Fe源をCo源およびNi源に変更するだけで,CoおよびNi酸化物前駆体が形成されることが分かった。空気中で前駆体を焼成することにより,少量のNPから成る多孔質Co3O4ナノロッドおよび多孔質シートからなるフラワー状のNiO階層構造が得られた。
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分類 (1件):
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塩基,金属酸化物 

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