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J-GLOBAL ID:201702285156897595   整理番号:17A0014301

塩沼から分離された中等度に好塩性菌のMarinococcus salis sp.nov.

Marinococcus salis sp., nov., a moderately halophilic bacterium isolated from a salt marsh
著者 (5件):
資料名:
巻: 198  号: 10  ページ: 1013-1018  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: A0450A  ISSN: 0302-8933  CODEN: AMICCW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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新規のグラム染色陽性,球菌状,通性嫌気性,運動性で好塩性の細菌株5MTをインドのスラジャバリから分離した。16S rRNA遺伝子配列解析に基づいて,5MT株をMarinococcus属に属すると同定し,Marinococcus leteus KCTC 13214T(99.3%,配列相動性),Marinococcus halotolerans KCTC 19045T(99.0%),Marinococcus halophilus LMG 17439T(98.8%)およびMarinococcus tarijensis LMG 26930T(98.7%)に最も近縁であった。しかし,5MT株のM.leteus KCTC 13214T,M.halotolerans KCTC 19045T,M.halophilus LMG 17439TおよびM.tarijensis LMG 26930TとのDNA-DNA近縁度は,それぞれ42.6±0.8,48.6±0.8,40.9±0.8および39.8±0.9%であった。5MT株は5%(w/v)NaCl,pH7.5-8.5および37°Cで最適に増殖する。5MT株の細胞壁ペプチドグリカンには,メソ-ジアミノピメリン酸が含まれる。5MT株の極性脂質には,ジホスファチジルグリセロール,ホスファチジルグリセロール,ホスファチジルエタノールアミン,リン脂質および2つの不明の脂質が含まれる。主なイソプレノイドキノンはMK-7であった。DNA G+C含量は48.9モル%で,アンテイソ-C15:0(40.9%)は主な脂肪酸であった。系統解析,生化学試験および化学分類の結果,最も近い系統的隣接種のすべてと5MT株は明らかに異なることがわかり,そのために5MT株はMarinococcus属の新しい種であり,5MT株に対しMarinococcus salis sp.nov.という名前を提唱する。基準株は5MT株(=KCTC 33743T=LMG 29101T=CGMCC 1.15385T)である。Copyright 2016 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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