抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ゴール指向要求分析におけるゴール選択基準のひとつに顧客のニーズに関する妥当性を見積もる指標Vcn(g)がある。Vcn(g)は,満足度行列から定義される関数である。満足度行列では,同一の立場のステークホルダはただ一人のみ設定される。しかし,同一の立場のステークホルダであっても,満足度の異なるステークホルダが存在し得る。そこで本稿では,満足度行列の3次元拡張を行い,同一の立場の複数のステークホルダを扱えるよう満足度行列を拡張し,その上で,新たなゴール選択基準Vcn
3(g)を定義する。Vcn(g)はVcn
3(g)の特別な場合であり,逆に,Vcn
3(g)は,Vcn(g)の拡張となっている。さらに本稿では,予備実験として,小規模なゴールグラフに対してVcn
3(g)を適用をした結果を示す。評価の結果,Vcn(g)とVcn
3(g)の間でゴール選択結果が異なる場合が存在することが明らかとなり,このことからVcn
3(g)の必要性が確認される。(著者抄録)