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J-GLOBAL ID：201702285361723857   整理番号：17A0817007

中心を固定したディスク型圧電ノックセンサの振動特性

著者 (1件)： 高橋寿平
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 73  号： 7  ページ： 390-400  発行年： 2017年07月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車エンジンのノッキングを検知する素子として2008年まで主流であった本センサは,圧電ディスクと,より半径の大きい円形金属振動板を接着し,その共通の中心をエンジンに結合する導波棒に固定した堅牢な構造を持つ。金属円環部の外周自由端において,実質的中性面が振動板の厚さの中心を通るはずであるという仮説に基づき,厚さに段差のある構造の振動特性を理論解析している。基本共振周波数,感度,共振利得Qの理論値が実測値とよく一致する。ノックセンサの広帯域特性はQの低減によって得られる。本研究のノックセンサではQを片持ち梁型の半分に減らせるので,感度を維持したまま,目標とする広帯域特性を得ることができる。(著者抄録)

シソーラス用語： *ノッキング ,  *センサ ,  特性 ,  共振周波数 ,  *圧電振動子 ,  等価回路 ,  利得 ,  時間 ,  *応答特性
準シソーラス用語： 振動特性 ,  点火時間 ,  応答性

分類 (1件)： 火花点火機関  (PB02020C)

引用文献 (12件)：

• [1] 竹内 潔, 浅野正春, “自動車におけるエンジンのノック現象とその制御,” 音響学会誌, 40, 192-196 (1984).
• [2] 太田 淳, 梶 清金, 阪野光幸, 古谷寿伸, “ノックセンサの開発,” トヨタ技報, 31, 194 (1981).
• [3] 梶 清金, 松重誠一, 金丸昌伸, “広帯域共振型ノックセンサの開発,” 自動車技術, 40, 216-224 (1986).
• [4] K. Kaji, S. Matsusige, M. Kanamaru, J. Takahashi and S. Asano, “Development of knock sensor,” SAE, 861375 (1986).
• [5] N. Nakamura, E. Ohno, M. Kanamaru and T. Funayama, “Detection of higher frequency vibration to improve knock controllability,” SAE, 871912 (1987).

タイトルに関連する用語 (4件)： ディスク型 ,  圧電 ,  ノックセンサ ,  振動特性