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J-GLOBAL ID:201702285414954275   整理番号:17A1430896

Escherichia coliマルトース結合蛋白質(MBP)はTLR-MyD88依存性経路とTLR4媒介TRIF依存性経路を介してマウスTh1を活性化する【Powered by NICT】

Escherichia coli maltose-binding protein (MBP) activates mouse Th1 through TLR2-mediated MyD88-dependent pathway and TLR4-mediated TRIF-dependent pathway
著者 (8件):
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巻: 50  ページ: 338-344  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0026B  ISSN: 1567-5769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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MBP(マルトース結合蛋白質)は大腸菌の成分である。我々の以前の研究は,MBPは直接Th1(Tヘルパー1型)の活性化を誘導することを見出したが,その分子機構は不明のままである。本研究では,CD4~+T細胞は負の選択による抗体被覆免疫磁気ビーズを用いた正常マウスのひ臓から精製した。CD3/CD28抗体で活性化したCD4~+T細胞はMBPで刺激した。の結果から,MBPが活性化CD4~+T細胞におけるIFN-γmRNAレベルを上昇させ,活性化CD4~+T細胞からのIFN-γ産生を促進することを示した。Th1のMBP誘導活性化の機構に関与するTLR2/TLR4シグナル伝達を調べるために,著者らはさらにTLR2/TLR4シグナル伝達の下流分子を検出した。MBPはCD4~+T細胞で発現したMyD88,TRAF6,TRIFとTRAF3のmRNAレベルを増加することを見出した。結果は,TLR2/TLR4シグナル伝達の下流分子はCD4~+T細胞のMBP誘導活性化に関与する可能性があることを示唆した。さらに,抗TLR2抗体または抗TLR4抗体とそれに続くMBPで処理すると,ブロック活性化CD4~+T細胞で発現したMyD88,TRIF,TRAF3とTRAF6はRT-PCRおよびウェスタンブロットにより検出した。MBPは抗TLR2の存在,MyD88とTRAF6の下方制御発現を伴うCD4~+T細胞におけるIFN-γの産生を減少させた。しかし,MBPはMyD88のアップレギュレートされた発現とTRIF,TRAF6およびTRAF3のダウンレギュレーション発現を伴う抗TLR4抗体の存在下でCD4~+T細胞におけるIFN-γの産生を増加させた。結果はTLR2およびTRIF依存性経路のMyD88依存性経路はMBPにより誘導されるTh1活性化の機構に関与していることを示唆した。著者らの研究は,CD4~+T細胞のMBP誘導活性化の分子機構の解明に寄与した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  生物学的機能 

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